ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.22(金・曇り)世界同時株安。不人気な改造内閣。

 

 

中国不動産市況が最悪の状態で、広州恒大はもう3-4年も前から左前で、2年間決算を発表していなかったが、先日漸く発表した。2年間で11兆円の赤字、負債総額が50兆円。中国最大のカントリーガーデン、碧桂園も約30兆円の債務を公表した。この2社は民間不動産会社だが、地方政府が負っている負債総額は1300兆円になるという。巨額な債務で、これが一挙に弾けそうになっている。これ等が破裂崩壊すれば、30年前の日本のバブル崩壊以上の深刻な影響を世界経済に及ぼす。

 

水曜日、パウエルFRB金利を上げない、とのスピーチを行ったが、世界の株式はこの公表以前から続落で、東京も先週トピックスが30数年ぶりの高値を付けたと喜んでいたのも束の間、ドンドン下げてきて、今や32,400円に落ちてきている。パウエルのスピーチなどお構いなしに下げ続けているが、世界の市場は、中国のこの大波乱を横目に見ているのか・・。

 

中国は安心できない国だ。10年程前に重慶の山峡ダム崩壊の危険性のニュースが流れたが、この巨大ダムが崩壊すれば、人口3000万人の重慶市、その手前の武漢等で100万人単位の犠牲者が出るだろう、と心配されたが、その後ダムが崩壊したとの続報は無く、その後、この危機がどう避けられたのか、全く分からない。何となく危機が去って行ったとしか分からない。今回の不動産危機も杞憂に終わってくれれば良いのだが・・。

 

今回の国連総会には総理は嫁さんを帯同しなかった。キャンプデービッドでの僅か1日、先日のG20のデリー会議等々、ビジネストリップだから嫁さん帯同はどうかと思っていたが、どこかからの忠告でもあったのか、今回のNY訪問には連れて行かなかった。NYへは一番行きたがっていたであろう嫁さんには可哀そうだが、今回は留守番だ。

 

その岸田改造内閣。16人の大臣を任命した時は、過去最大に並ぶ6人の女性を閣僚にし、本人も会見では自慢していたが、その後に続く副大臣、参事官任命に際しては、50数人の中で、女性はゼロ。折角の改造人気狙いが水泡に帰した。毎日新聞の調査では内閣支持率は25%で、改造前と変わらない。こんな状態では選挙も打てない。段々手足を縛られて来て、総理ではあるが両肩を揺すって歩く位しかできなくなった。