ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.18(土・晴れ)不気味な足音。インフレと戦争。午後稲さんと。

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昨日のNasdaqが380ポイント、約3%も下げ、その煽りを食ったのか、昨日は東証も520円安に終わった。今朝のNYD,532ドル安。NasdaqとNYDが車の両輪のように、下げ足を速めている。来春3月にはNRBが利上げに踏み切るという。このコロナ禍のオミクロンコロナ増大の中で英国中央銀行は昨日早くも利上げに踏み切った。主要国はこれから利上げ競争に軸足を変えたようだ。

猛烈なインフレが米国、英国、その他の国に押し寄せている。過去最大の財政出動を行った各国では、巨額なお金が市中に溢れ、物価を押し上げている。日本は給付金の半分以上が預貯金に回り、欧米ほどのインフレは進んでいないが、通貨が世界を一巡すると同様に、インフレも世界を回る。外国からのインフレの余波は日本にも押し寄せ、遅からず日本もインフレの高波に襲われることになるだろう。オミクロンに対しては鎖国は有効な手段だが、金融とインフレは、鎖国しても防御できない。一国安泰、という事はあり得ないのだ。黒田総裁の任期はあと2年、23年までだ。8年総裁をやってきたが、とうとうインフレ率2%は達成できなかったが、皮肉にも、退任直前に外圧により、その達成も可能になるだろう。インフレが高じれば、日本の財政は破綻の瀬戸際に追い込まれる。その時は黒田はもういない。

 

インフレの黒い雲が世界を覆いつつある中で、ウクライナでは戦争の危険が迫ってきている。ロシア軍が国境近くに10万人以上の軍隊を集結し、いつ攻め込んでも良いような臨戦態勢を取っている。ウクライナはまだNATOのメンバー国ではないので、NATOは手出しできない。ロシア軍が攻め込めば、クリミアと同様、一たまりも無くウクライナは負けるだろう。西欧からはより強硬な経済制裁が課せられ、ロシアは段々北と同じような境遇に追い込まれる。ロシアと中国、北が手を組み、国民そっちのけの軍事大国で、西と対決する。とばっちりを受けるのは自国民と世界の市民だが、独裁者にはそんなことはお構いなし。

トルコの独裁者は一昨日も又金利を下げ、リラは一時の三分の一の価値に落ちた。日本で言えば、1ドル100円が300円になった感じだ。猛烈なインフレになって、国民は苦しんでいるが、独裁者エルドアンは一向お構いなし。国民の命より、自分のポジションが大事なのだ。

米国バイデンは歳も歳だし、弱腰だ。こうした枢軸国の不法行為を押しとどめ、押し返す力も見えない。殆ど手をこまねいているだけだ。これから3年、世界は彼の手腕に頼むしかないのだが、その手腕は太くはない。これからの3年、世界はどう動いて行くか、不安な足音が、直ぐ傍まで近づいている。

 

今日は稲さんが神戸からやってくる。午後は国分寺駅前の殿ヶ谷庭園を歩き、久しぶりに悠久さんもまじえ、こもごもの事を語り合おう。

 

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