ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.11(金・晴れ)人の命の価値。行って来いの東京市場。

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人殺しロシアの蛮行は絶対に許せるものではないが、連日のウクライナ報道を見ていると、同じ人間でも、欧州系の白人、中近東アジア人、アフリカ系、等々で人間の価値がかなり偏っている。少なともテレビ、新聞報道を見る限り、報道の比重、価値の格差は歴然だ。

ロシアの蛮行は今になって始まったことではない。40年前のアフガン侵攻、30年前のチェチェン虐殺、15年前のジョージ虐殺、今でも続いているシリア皆殺し戦、等々ロシアが関与する虐殺劇は各地で繰り広げられているが、今日ほど大きくは報道されていない。これ等の地域では、今ウクライナで行われている無差別殺人以上の沢山の国民が犠牲になり,殺害されているのだが、殆どの日本人も、大半の自由世界の人々も、ロシアの起こった蛮行には、今日ほどの関心を持っていなかった。それは今ほどの報道がなかったからだ。

ウクライナ人は白人社会に取っては身近な存在で、シリアやセイロン、中国で行われた虐殺には、同胞としての関心は今ほどは高くは無かった。日本人が名誉白人かどうかは知らないが、白人に感化された日本のメディアは連日の大量の報道で、白人と同等の連帯感を持つようになっている。

今日は東北大震災の11年目の日。ウクライナ問題でやや影が薄くなっているが、今日に限っては各報道も力を入れている。2万2000人を超える犠牲者は、戦後の災害の中で最大で、昨日の10日、太平洋戦争中にルメイ将軍による東京無差別爆撃で墨田、江東地区で10万人を越える戦災犠牲者と併せ、この二日間は日本中に悲しみを呼ぶ。

しかしその翌年、インドネシアスマトラでの大地震では震源地のアチェだけで10万人を超える死者、全体では20万人を越える死者が出たが、日本人も、世界の人も殆ど忘れ去られている。30年前のルワンダ民族紛争では、同じ国内の民族同士が殺し合い、一方の民族を60万人以上虐殺したが、殆どの人は映画の中でしかこの事件を知らない。

アフリカ人の命の価値は多分今のウクライナ人の100分の一程度しかないだろう。持って生まれた人の価値。日本政府も早くからウクライナ人の難民受け入れを表明しているが、ミャンマー人、ウイグル人スリランカ人、同じアジア人だとしても、それ程寛大ではないだろう。人種による価値の軽重、固定観念として蓄積されたもので、払拭するのは難しい。人間は平等だ、と言うは易しいが、いざ実践するとなると難しい。それが今我々が生きている人間社会だ。ただ言えることは極悪非道のプーチンとその一派は、人間社会から放逐しなければならない。

 

午後2時現在、東証620円安。昨日の値上がりを1日で元に戻した。行って来いの相場。ブーメラン相場は過去何回も経験している。ブランコのように毎日上がったり下がったり。リーマンショックの悪夢を思い出す。

 

 

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