ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.21(土・小雨)酒と人生。次官を棒に振った男、小野平八郎。



財務省総括審議官と言ったら、エリート中のエリートで、直近の事務次官が約束されたようなもの。どこか一つ二つ局長に収まり、2‐3年後には財務省トップの事務官になる。過酷な受験競争で東大法学部に入り、役所の中の役所、財務省に入省し、多くの競争相手を蹴落として、もう次官の椅子には手が掛かっていた。次官は時間の問題だった。

 

その日本の官僚を代表する審議官があろうことか、酔っぱらって田園都市線車内で、他の乗客に暴行を振るい、現行犯逮捕された。小野平八郎、56才。

新聞を見ると些細なことが原因だった。真夜中の午前零時過ぎに身体が振れた触れないで諍いになり、相手を殴ったり、蹴ったりしたのだ。本人は酒に酔っていて、「覚えていない」と否認している。

 

またまた日本の高級官僚の不名誉な事件だ。世界に恥を晒し、日本の評価を落とす。代議士にしても先生にしても、高級官僚にしても、酒の上の出来事では許されない。高い地位にあるものは矜持が無くてはならない。

 

どこで飲んでいたのか知らないが、真夜中まで飲み、暴行を覚えていない程に酔っていたのなら、世田谷の桜新町位はタクシーで帰らんのか! 役所がタクシー代を絞って、自由に使えなくなったからなのか! 高給取りが。タクシー代をケチったお陰で、人生を棒に振った。犯罪行為が明らかになれば、退職金も出ないだろう。

 

本人の性格がどんなで、普段からパワハラタイプの男だったのかどうかは分からないが、少なくとも役人中のトップの役人に収まろうとするもの、自己を修練するのは当然のことだ。日本の恥を世界に晒した男。こんな男に退職金は支給すべきでない。自業自得と反省せよ!