ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.23(月・晴れ)バイデン訪日。

 

 

バイデン大統領、初来日。大統領になって1年半近くになるが、今まではコロナ禍で自由な移動もできず、リモート会談では総理と大統領は何回も話し合いはしていて、先月ブルッセルでのNATO拡大会議の場でも挨拶はしているが、米国大統領として正式に日本にやってきたのは、今回が初めてだ。

国賓待遇のもてなしで、今朝は皇居を訪問し、天皇と会っている。11年前の東北大震災では副大統領として訪日し、当時の皇太子との面談をしていて、今回は2回目だ。旧知の中と言える。それ以上に旧知の中は総理とバイデンで、お互いがファーストネームで呼び合う仲である。

日米は長い間従属的関係で、それは現在も続いているが、そのバランス比重はやや標準化されつつあり、シーソーのように徐々に平行になりつつある。日米が特別な関係ではなく、普通の関係になり、核の問題、それは日本側にある特殊な事情ではあるが、その問題も解決すれば、殆ど普通の関係が成立するかも知れない。いずれにしても、今日の総理との会談で、来年のG7は広島開催が決まり、これが一つの切っ掛けとなり、儀礼通貨になることを願う国民も多いだろう。毒は毒でもって制す、核は核でもって制す、は、今のウクライナ戦争を見ていれば、誰でも分かることだ。

 

さて、明日のクワッド。昨日総選挙で新首相になったばかりの豪州首相も就任翌日の今日、早くも東京になって来る。対中問題を重視している姿勢でもあるが、問題はインドだ。インド大統領も明日の会合に備え、今日来日したが、独自外交を推進するインドを交え、一枚岩となれるかどうか・・。

それに引き続き、新たな枠組み、アジア各国の首脳を交えてのIPECのリモート会議。13か国が参加する予定だが、米国、バイデンの日本に掛ける期待は多いだろう。今日の階段で、新たな国連改革に、日本が常任理事国になることを推薦する、とのバイデン発言は、日本人のプライドを大いにくすぐるものであった。