ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.25(月・晴れ)逆行する世界。

 

 

前日イスタンブール国連事務総長立ち合いの元でロシア・ウクライナが合意したオデッサ港からの小麦輸出が、早くも昨日、即ち合意文書提出の翌日、ロシアはオデッサ港に4発の巡行ミサイルによる艦砲射撃を行った。内2発は応撃されたが、残り2発が港湾施設を直撃し、輸出作業が中断された。ゼレンスキーはロシアをテロリスト国家と批難していたが、それはゼレンスキー以外にも多くの人々が同様に思った。ショルグ国防大臣が自ら出席し、署名した合意書を24時間も経たないうちに自ら破棄し、再び混乱に巻き込む。このテロリスト国家が国連の加盟国であり続けること自体、世界の逆行だ。平和はもたらされない。

 

国連事務総長の顔に泥を塗る話ではなく、輸出が1日遅れれば、食料に困るアフリカ諸国の貧困層がより厳しい食糧危機に陥り、多くの餓死者が発生するかも知れない。それを分ってミサイルを撃ち込んだロシア海軍プーチン同様血も涙もない。人の命など、虫けら同然に思っているのだ。北の金が国民を虫けら同然に思っていることと同じだ。

折角動き出すかに見えた停戦、和平の動きも再び又混乱の泥沼に陥った。プーチンもショルグもラブロフも大いなる泥沼を好み、世界がいよいよ混乱の中に落ち込めば、それが究極はロシアの利益に適うと思っている。人間とは全く逆の逆行思考だ。

 

今日は又、30年死刑のなかったミャンマーで、スーチンを味方する民主派議員4人を処刑した。4人はまだ40代、50代の壮年だ。軍政に反対はしていたが、時代が変わればこれから国を引っ張って行く有意な政治家にあるに違いない。今日の磯崎副長官の談話によれば、日本も早くから彼等の釈放を求めていた。中国はどう考えているか明確でないが、国際世論の大半は釈放を求めていた。ミャンマー軍政は、国際世論に逆行する形で死刑を押し切った。日本人の好きな言葉で、逆噴射だ。全くどうかしている。

ミャンマー軍政はいよいよ世界から孤立し、頼る処は中国しかなくなり、いよいよ中国の奴隷下に置かれる。国民の誰も喜ばないし、国は更に貧しくなる。それは国の指導者が社会に逆行し、間違った判断をした結果だ。

 

昨日は又和歌山毒カレー事件から24年目だ。当時重体に陥った高校生はもう40になる。奈良山上暗殺犯とほぼ同年だ。去年、高野山へ行った時に、関空連絡橋を渡ったが、その数か月前、死刑囚林真澄美の長女38才は娘の次女を道連れにして、橋からダイブした。自宅にはその長女、真澄の孫に当たる高校生が殺害されていた。この長女は事件当時高校生だったが、自宅で殺された長女も高校生。死刑囚真澄美は既に還暦を過ぎたが、今なお拘置所で、再審、再再審請求をしている。忌まわしい出来事だが、真実はどこに。社会の逆行でなければよいが・・。