ちゃおチャオブログ

日々の連続

壱岐・對馬2島巡り(25)万松院の国史跡御霊屋を参拝。

万松院本堂に掛けられていた草書文字。解読不能だった。

 

本堂横の墓地、132段の石段を登った最高所に宗家の御霊屋(みたまや)がある。中央の大杉は県の天然記念物。

 

ここには対馬藩主の歴代の墓石が立ち並んでいる。

 

墓石の大きさ、立派さにも圧倒される。

 

 

万松院本堂の奥、朝鮮国王より贈られた3具足、即ち、香炉、燭台、花立の3つの仏具であるが、それは亀の上に立った鶴の嘴が燭台になっていて、獅子の香炉と共に、芸術性の高い金工品であるが、その奥に又特別な部屋があって、そこには徳川家康公の肖像画と大位牌も祀られていた。その上に架かる額装の文字は、難しすぎて自分には読めなかったが、寺の奥さんが何か説明していた。しかしその説明を聞いても自分には判読不能の文字だった。

 

この寺の御霊屋(おたまや)は宗家歴代の御霊を収める大きな墓石が立ち並んでいる国指定の史跡であるが、その規模の大きさと立派なさまは、金沢加賀藩、前田家墓所、山口萩藩、毛利家墓所と並び称せられる日本三大墓所と並び称せられているが、成程、漸く132段の石段、ここでは百雁木と呼ばれているが、その石段を上り詰めた最高所の場所にあった。中心はちょっとした広場になっていて、それを囲むように歴代の藩主のお墓が大きさを競っているようだった。

 

墓地の最高所にある御霊屋は周りを杉木立で囲まれていて、冷厳な雰囲気を醸し出している。目に見えない霊が漂っているかのような気にもなる。去年高野山の広大な墓地を巡拝したが、そことは違った歴史の重み、累代の重なりを感じた。この墓所の直ぐ下に樹齢1200年の大杉が3本自生している。縄文杉の孫のような杉だが、それでも大木だ。長崎県指定の天然記念物に指定されている。その大杉の前で一休みし、記念写真を撮り、再びこの長い石段を下り降りることにした。

 

先祖代々、長い歴史が感じられる。

 

天然記念物、大杉の前で写真を撮る。

 

累代の墓所に礼をし、下山する。

 

132段の石段、休み休み下山する。