ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.26(水・晴れ)遅すぎる日本の裁判。文化勲章:功労者。



 

日本の裁判は大体が遅すぎる。何年も前の事件を今頃になって裁判が始まっても、皆拍子抜けだ。5年前の3月、那須茶臼岳で雪上訓練中だった大田原高校生8人が突然の雪崩に巻き込まれ遭難死したが、その時の引率教諭3人が業務上致死罪で起訴され、宇都宮地裁で昨日から公判が開始された。単純な事故で、引率教師等が雪崩を事前に予測、予見できたか否かの問題で、先生方が危険を予見できたにも拘わらず、訓練を強行したのであれば、有罪、全くよ剣できなかったのであれば、無罪。はっきりしている内容で、裁判開始までに5年もかかる理由は全く理解できない。

一方で生徒の遺族は先生及び県に対し、今年の2月に約4億円の損害賠償の訴えを起こしているが、親の心情は良く分かるが、お金で解決される問題ではない。今限度額は幾らか分からないが、学校スポーツの事故には保険があって、基本的にはその保険で救済されることになる。額が低くて、それ以上のものを求めたい親の気持ちは分からないわけではないが、お金を得ても、子供が還ってくる訳ではない。

事故は偶然の事故と思うのだが、先生方のもう少し深い注意があったら、命は救えたかも知れない。

 

日本と中国を比較しても始らないが、数年前福岡で発生した殺人事件で、犯人の中国人は中国に逃げ帰り、その後中国で逮捕されたが、裁判は数日内に行われ、数日内に死刑の判決を受け、数日内に死刑が執行された。全部合計しても1か月も掛からない早業だ。中国の真似をせよ、とは言わないが、日本の裁判にもこれ位のスピード感がないと、無駄な時間と無駄な税金の浪費にしかならない。

30年前の和歌山毒カレー事件の林真澄美、死刑の判決を受け拘置所に入れられているが、何回も再審請求を繰り返し、未だに執行されていない。裁判官が少ないのか、検事が少ないのか、時代にマッチした司法制度に改めて行くべきだ。

 

昨日は文化勲章、功労者の発表があった。勲章が5人、功労者が15人だが、殆ど知らない。辛うじて名前程度は知っている人が2‐3人。勲章では歌舞伎の松本白鷗と出ているが、誰かと思えば、ラマンチャの男の染五郎。今はもう80歳になっている。

功労者、将棋の加藤一二三さん、82歳。80を越えても現役でテレビに出ていて、勝負師から今や好々爺になっている。おめでとう。後はユーミン位を知る位。文化の秋、自分に取っての文化は遥か遠くに去って行った。老いぼれたり。