ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.1(火・曇り)日本一淋しい日本の総理。

 

 

今日から11月。今年も残り2か月となった。コロナは収まりつつあるが、日本は沈みつつある。昨日までの好天と打って変わって、朝から寒い1日。昨日から灯油の販売。今年の値段は2380円。去年よりは100円か200円上がっているか・・。原油高だから、やむを得ないが、政府がガソリン補助を始めてから約半年、既に2兆円以上を税金から投入している。この10年、政策が間違っていたから、原油高、天然ガス高に振り回される。10年以上も前から議題に上っていた水素ガス、メタンガス、太陽光、地熱、風力等の再生可能エネルギーの開発、支援に政府はどれ程財政を投入してきたか・・。ガソリン補助はこれからもずっと続き、直ぐにも4兆、5兆、10兆円にもなるだろう。これだけの資金があれば、自然エネルギー開発も相当に進んでいたと思うが、常に後手後手で、その場になっての財政補填、補助金助成金にあわて、長期的な計画が出来ない。自衛隊の装備品にしても、この先5年間で約50兆円の装備を充実するが、その大半が米国製兵器の購入で、国内防衛産業の育成には余り振り分けられていない。米国企業を儲けさせるだけで、日本の防衛産業を衰退させる一方だ。先進国で防衛兵器を輸出していないのは日本だけで、今回のウクライナ支援に際しても、欧米各国は兵器を援助できるが、日本の出來ることと言ったら、お金の貢献だけだ。ウクライナを助けなければならないが、日本だけが貧乏になるのは適わない。もうこの辺りで、日本の兵器三原則も変えていなければ、日本は衰退していく一方だ。

 

四面楚歌の総理には、もうそうしたエネルギー、国内の反対を押し切っての法律改正をし、日本を良くして行こう、などの意欲はもうないだろう。最近の「首相日々」を見ていると、総理は官邸にこもり切りで、朝から晩まで、高位役人の訪問を受けるか、或いは内閣府、官房役人との会合。外国からの要人訪問も無いし、国内要人の表敬もない。日本の権力機構の最高トップ、本来面会要望者で引きも切らない状態である筈だが、そうした訪問者も絶えている。役人からのレクチャーなど、所管の大臣に任せるべきことだが、毎日何人もの役人レクチャーを聞いて、どれ程のものが、頭に残っているか・・。

何の話し合いが持たれたのか、昨日はわざわざ麻布の中華料理店まで出向いて、二階と会っているが、話があるなら、官邸に呼べばよいものを、もうそれすらも出来ない状態になっている。官邸で相談する相手は皆無で、唯一息子の秘書官に愚痴を口走っているようだが、今となれば息子を秘書官にして、吐け口が出来て良かったと思っているのだろう。先般の豪州出張に息子を同行したかどうかは不明だが、公私混同も甚だしい。息子の秘書官についてはあのマンガ太郎も臍を曲げている様だ。

総理に言う。内閣を良くしたいと思うなら、先ず息子を旅にだしなかい。息子に苦労させると良い。国家の中枢、総理秘書官に息子を据えるなど、もっての外。魁よりただすことをしてこそ、内閣は良くなる。このまま行ったら、世界でも稀に見る世界一淋しい総理になってしまう。来年の広島サミットまで持たないだろう。