ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.6(月・晴れ)総理、順番が逆では?

 

 

昨日、荒井秘書官が不適切発言で解任された。何があったのかと新聞記事を見ると、LGBT問題に対する記者からの質問に対し、オフレコで、自分は見るのも聞くのも嫌いだし、隣に住んでいたら、虫唾が走る、ようなことを囁いたのが原因らしい。オフレコの発言を大々的に取り上げた新聞社のモラルも問題だが、荒井本人は後でオフレコ談話を取り消し、至らなかった点の謝罪もしている。

個人の思想信条は自由であり、表現の自由憲法で保障されいる。個人は刑法に触れない限り、何を考え、何を発言しようと自由な筈だ。ましてや、人目に触れず囁いたことなど、本来は問題視すべきではない。政権の中枢にこうした考えの人物が居座っていることが問題だ、と言うなら、それはオフレコを取り上げるべきではなく、国会の場、或いは公式な会見の場で、正々堂々と糾すべきことであって、LGBTに反する問題思想が明らかになった時点で、解任動議等を起こすべきだ。

 

総理としても、秘書官が内閣の向かう方向と違う考えを持っていて、その考えを改めることが無いと明らかになった時点で、解任すべきだった。昨日の総理は、大見得を切ったかの如く、大上段にクビを発表したが、本来総理の先にやるべき仕事は別にある。先ずは長男の秘書官に辞めてもらうことであり、内閣の中に身内贔屓があってはならないことは論を俟たない。息子を辞めさせた上で、この荒井秘書官をクビにするなら、それは総理の判断として容認されるだろう。物事の順番を違えることは、社会に乱れを生じる原因となる。総理にはそれが分かっていないのか!