影が薄いと言ったら失礼になるか、上皇御夫妻がご存命で、何かに付けて注目を集めているから、その分、現世天皇の注目度が差し引かれるのだろう。しかも令和になってからのコロナ禍、皇居一般参賀が行われたのは３年ぶりだ。しかも限られた人数制限の中で行われた。
今年で６３歳。結婚して３０年。早いものだ。一人娘、愛子さんが去年二十歳になって、今日の参賀に臨席される。
天皇制、皇位継承問題はまだ片付いていない。従来の男児継承であれば、秋篠宮の長男になる。女性天皇、女系天皇、国民には分かりづらいが、過去には女帝は何人もいた。天照大御神は天皇ではないが、天皇の祖先だ。日本国が女性の始祖からスタートしていることを思えば、女性天皇であっても不思議はない。むしろ、推古天皇、斉明天皇初め、過去には男子よりも優れた女性天皇もいた。
愛子内親王ももう成人した。政府はいつまでも先延ばしせずに、早目に結論を出すべきだ。昨日の笑福亭笑瓶のように、天皇と言えども、いつ、突然の不慮に襲われるかも知れない。そんな時に慌てるのは、見苦しい。
