ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(11)東平安名岬の海岸線。

東平安名岬は殆ど平坦で、大波が襲ってきたら、一たまりも無い。

 

南国性の葉の厚い草が自生している。

 

  • 風が強く、海は荒れている。

細長く海上に突き出た岬は小山のような遮蔽物はなく、海からの風をもろに受ける。肌感覚では風速は20mを越えているように感じるが、実際は10m前後かも知れない。それでも、脚の踏ん張りの弱まった自分には、これ位の風でも吹き飛ばされそうな感じにもなる。ネギさんと稲さんは岬の先端の灯台まで歩いて行ったが、自分は途中のマムヤの墓で引き返し、岬の付け根の駐車場まで歩いて戻る途中、灯台を見終えた二人に追いつかれ、一緒に駐車場まで向かう。彼等の話によれば、灯台の先端からは、右に太平洋、左に東シナ海が見える筈だが、風が強く、海上も荒れていて、潮の違いは確認できなかったとのことである。

駐車場へ戻る遊歩道の右手は、東シナ海。強風で波が泡立ち、白波が立っている。東シナ海波高し。が、手前の海岸線は綺麗なエメラルドグリーンの渚が続いている。今はコロナ禍で、内地からやってくる人もいないが、夏になってコロナが解禁になれば、この浜辺も小さな家族連れで賑わいも戻って来るだろう。ネギさんと二人、見晴らしの良い場所に立ち、海をバックに稲さんに写真を撮ってもらう。この先、この様な旅が再びできるかどうかは分からないが、南の島の最果ての場所で、良い記念になった。

小1時間程、岬の先端部まで往復し、逍遥し、駐車場に戻り、先刻走って来た道を町に向かって戻ることにした。相変わらず駐車車両は少なく、5-6台が止まっていたが、それ等は全てレンタカーの「わ」ナンバー。このコロナ下でも、自分達同様、ひっそりと来島してくる人もいるのだ。人によっては旅行は欠かせぬ栄養剤のようなもの。コロナ感染を心配するも旅行の魅力の方が増しているのだろう。レンタカーはアベックが多いが、前々から計画し、お金を積み立て満期になって、今はコロナだから取り止めにしよう、という訳にも行かないのだろう。取り止めにしたら、二人の愛情は一辺に冷えてしまうかも知れない。島内を循環する路線バスが客を誰も乗せずにやってきて、駐車場脇にあるバス停にも止まらずにそのままUターンして町の方へ去って行った。それを汐に我々も市内に戻ることにした。

 

浜辺に降りる小道も出来ている。

 

小道の下には小さな港があり、海の色もエメラルドグリーンだ。

 

見晴らしの良い場所で、ネギさんと記念写真を撮る。