ちゃおチャオブログ

日々の連続

能登の春(21)お昼を食べて鳳至の岬へ。

天領黒島から輪島に戻る途中、そば禅で昼食。
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鳳至の町の岬、竜ケ崎灯台に向かう。
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ツユクサが一面に咲いていた。
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岬の灯台(竜ケ崎)。
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能登の海。舳倉島は見えるようで見えないが・・。
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天領黒島の古い通り、地面は舗装されているが道幅は昔の江戸時代のままで、車1台が漸くすれ違えるような狭い路地のような旧町内の道を通り抜けて、再び海岸沿いの国道に出た。この国道249号線は能登半島の付け根、七尾市をスタートして、能登半島を反時計回りに一周し、珠洲、輪島を経由して金沢に至る国道だが、国道だけあってこの辺りは大方二車線で、快適なドライブが楽しめる。

黒島から總持寺祖院までの凡そ5キロの道はほぼ直線状で、昔の門前通りなのか、来る途中に見かけたドライブイン「そば禅」に行って、昼食を摂ることにした。お昼を少し過ぎた時間、祖院では殆ど参拝客を見かけなかったが、このドライブインでは半分以上の客の入りで、ここのソバが美味しいのか、皆さん、ソバの丼を啜っている。自分も窓際の席を見つけ、外の牧歌的な風景を眺めながらソバを食べ、次に鳳至の岬に向かうことにした。

昨日泊ったペンション「クロワッサン」の直ぐ後ろが輪島の漁港になっていて、その漁港を抱くようにして岬が伸びていて、一度その上に登って、輪島市内を一望したいと思った。輪島の名前がいつの頃から使われだしたのかは知らないが、元々はこの辺りの土地は鳳至郡で、ペンションのすぐ近くに住吉神社もあったが、この神社の別名も鳳至神社で、以前はその岬の根元の付近の高台の上にあった。今朝その下から100段以上はありそうな石段を眺めたが、登るのはしんどそうだったので止めたが、今は車なので、簡単に上に行くこともできる。

お昼のソバを食べ終え、その国道249号線を輪島に向かう。尤も、この辺りも広域輪島市の一部であるが、市の中心部へは「輪島朝市」との表示が国道のあちこちに出ていて、進路を間違えることはない。市に入る手前を左に入り、岬に向かう。岬の先端部に向かう入り口付近にリゾート風のホテルがあって、和島温泉「八汐」の看板が出ている。何かここも国民宿舎のような感じだが、リゾートホテルなのだろう。目の前がに袖ヶ浜海水浴場という真っ白な弓なりの砂浜が広がっている。今のシーズン、浜辺で遊ぶ観光客の姿も見えないが、夏場にはこのホテルも超満員になるに違いない。

山道を少し走った先が終点の駐車場になっていて、その先の丘の上に灯台が見える。観光スポットではないのか、誰も来ていない。初夏を思わせる陽光がまぶしく、ツユクサも夏草のように勢いよく遊歩道を覆っている。200m程の遊歩道を登り、岬の上に立つ灯台、竜ケ崎灯台に向かう。ここからは輪島市内は見えないが、代わりに大きく広がる能登の海と、すぐ下の先刻の弓ヶ浜、袖ヶ浜海水浴場が見える。風光明媚なこの大自然を独り占めだ。敢えてこの岬、竜ケ崎までやってきて良かった。

駐車場の手前が良く整備された自然公園になっていて、下の「八汐」ホテルからも歩いてこられるのだが、そこまで行っても、輪島市内は樹木の間から一部が見えるだけだった。ここから市内全貌を見渡すことは無理だった。公園のホテルとは反対側の市内側の下の方に僅かに石段が見えるが、今朝下から見た石段の一部だろう。鳳至神社が元あった場所だ。そこまで下りて行けば市内も一望できるかも知れないが、又戻ってくることを思うと、行くのは止めた。街の反対側の山の上からでも見えないことはないだろう。
 
 
 
眼下には弓ヶ浜、袖ヶ浜が広がっている。
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奇麗な海水浴場だ。
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灯台のすぐ下の駐車場の前には小公園があるが、輪島市内は木陰に隠れ、よく見えない。
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半島の先端部からは輪島港の一部が見えるが、市内は俯瞰できない。
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公園を後にして、次の千枚田に向かおう。駐車場には自分の乗ってきた赤いレンタカーしか止まっていない。
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