-
実際にコバルトブルーの海だった。
次にやってきたのは、Hurry’s キッチンバス。米国の通学バスを改造している。
ここは池間大橋の隣にある小さ目の半島の中にある。
ああ、これは珍しい。米国の通学バスだ。自分は小金井に住んでいるが、近くにアメリカンスクールやICUがあり、時々この色のバスが学生を乗せて走っている。・・そうか、沖縄は50年程前まで米軍の施政下にあり、アメリカンスクールも基地内にあって、軍属の子弟が通学していたのだ。その名残のバスに違いないが、こんな形でキッチンカーのように利用されている。成程沖縄らしいアイデアだ。
経営がアメリカ人か日本人か不明だが、コロナ禍で経営も大変だろう。バスの奥の海に面した高台に屋根つきの休憩所があり、それでも数人の観光客が来ている。休憩所の先の崖の下から大波が岩にぶつかるザーザーという波音が響いてくる。写真家の悠久さんは、その音を聞きつけて、早速崖の方に走って行き、ベストショットを待ち構えている。後でカメラ内の写真を見せてもらったが、成程大波が岩を砕き、真白い波頭を吹き上げている。良い写真が撮れたようだ。
キッチンカーにはホットドッグや焼きそば等のメニューも出ていたが、客が少ないせいか開店休業、今注文できるのはビールか清涼ドリンク。自分は久しぶりにコカコーラを飲み、悠久さんが野外撮影から戻って来るのを待つ。中々戻らず、大声で呼んで漸く戻って来て、最後にこの場所の記念にバスの前で皆で記念写真を撮って、次の雪白館へ向かった。
この雪塩館へやって来て分かったことだが、経営は日本人では無くて、台湾資本だ。中の従業員も全て台湾人。流暢な日本語を話すので最初は日本人かと思ったが、どうもイントネーションが違って、風貌や仕草もどことなく異なっている。確認してみたら台湾人だった。台湾は以前台南にある大きな塩田へ行ったことがある。確かお土産に塩も買ってきた。従業員にその話をしたら、喜んでいた。しかし残念だ。この様な宮古の特産品が日本の資本ではなく、台湾資本によって開発されているとは・・。
ブランド名「雪塩」はあちこちで売られている。昨日昼飯で行った公設市場の売店にも雪白ブランドの塩とかお菓子、キャラクターなども売られていた。今ではここ宮古の大きなお土産ブランドになっている。値段も結構割高だ。北海道のお土産、「白い恋人」がブランド土産品になっていて、他のメーカーのよりはかなり割高になっているが、そのチョコレートをお土産に買ってきたら、貰った人は皆北海道土産と喜ぶ。この雪塩も同じようなブランド効果を狙っているのだろう。台湾の人の方が、宮古の人より商売上手で先見の明がある。人付き合いの広い大さんは、そのお土産雪白を山の様に沢山買って、両手に大きな買い物袋をぶら下げて、駐車車両の方に戻って来た。
皆で、記念写真を撮る。
次にやって来たのは雪塩館。台湾人経営だ。
南の島の海水だから、ミネラルも沢山含んでいるだろう・・。
館内は写真禁止になっていて、館の周辺しか撮影できなかったのは残念だ。