昨日からシンガポールでシャングリラ・ダイアローグが開かれている。シンガポール政府主催の言わば一種の軍縮会議だが、世界の主要国国防大臣が参加し、格式高い会議となっている。経済のダボス会議に匹敵するような軍事、軍備の国際会議だ。去年はこの会議に岸田総理も参加したが、今年は世界の首脳は集まらない。話題になったのは中国と米国の大臣面談で、中国は拒否。昨日の夕食会で、握手しただけに終わった。
この会議にはロシアは招待されていないが、仮に招待されても、ショイグにしてもゲラシモフにしても、今は現場が忙しく、外遊などできる状態になく、自分達の代理にワグネルのプリゴジンを送る位が関の山だだろうが、ここへ来たら、各国大臣から袋叩きに遭うことは分かり切っている。代わりにウクライナの大臣が参加し、アジア各国の更なる支援を呼び掛けていた。
窮鼠猫を噛む。本来の猫はロシアで、追い詰められているのはネズミのウクライナだが、そのウクライナが逆襲して、攻守逆転し、現在は既に猫がウクライナ、ネズミがロシアになっている。反撃抗戦に追い詰められたネズミのロシアが、窮鼠のようになって、禁じ手の核を使用しないかどうか、世界は注視しているが、この会議ではロシア核問題は討議されていない。野蛮で危険な国は世界の秩序から排除されるべきだ。
８月、ブダペストで行われる国際陸上の選考会を兼ねて昨日今日、大阪長居球場での競技がNHKで放映されている。いつもはサッカーゲームで満員の長居球場も、陸上競技で入場者数は半分以下。サッカーとの人気度の違いを感ずる。
幾つかの好記録、２０年ぶりの日本新記録も出ているが、国際陸連のブタペスト参加基準に達しない競技も多い。陸上競技の世界でも日本はどんどん遅れを取って行くのか・・。
