子供たちが鍾乳洞に入っている間、ハブのショーを見る。
-
今はマングースとの戦いは行われず、蛇使いのハブだ。
インドだったら、頭にターバンを巻いて、コブラを躍らせるのだが、ここでは若い飼育員が蛇使いをやっている。
-
昔の玉泉洞にはなかった、色々な施設が作られている。
おきなわワールド、昔の玉泉洞の鍾乳洞を歩くのが大変で中に入らずに外の土産館などで待っていたが、孫達は中々出てこない。子供の足で、鍾乳洞内の長い距離を歩くのはかなりの時間が掛かるのだろう。子供たちが出て来るまで、ハブのショーなどを見て時間を潰す。ハブのショーと言っても昔のように、実際にマングースとの戦いを見せるのではなく、飼育員がハブを上手に棒の先に絡ませたり、回転させたりの見世物だ。以前インドでコブラのショーを見たことがあったが、それと似ている。コブラは街頭芸だったが、ここではステージの上でやっているのが違いだ。
そうこうする内に携帯に電話があって、今洞窟から出たとの事。自分もその出口付近に向かって歩く。以前の玉泉洞は本当に洞窟しかない単純な施設だったが、今は大きな土産館や沖縄民族館、伝統文化村等々、初めて見る施設があちこちに出来ている。ハブ酒醸造のガラス張りの酒工場なども出来ている。勿論その横ではかなり高級なハブ酒なども売られている。今は年金暮らしで、こんな高いお酒は買えないが、現役の頃だったら、一定の収入もあり、手を出したかも知れない。
土産館の2階に大きなレストランもあるが、そこは並んで待つ程の沢山の人。コロナ解禁で内地から沢山の人がやってきているのだ。幾つかある外の小さなレストランに入り、簡単にお昼を食べる。食後、先刻のステージへ向かうと、ハブショーの代わりに今度はエイサーの実演をやっている。久し振りに見るエイサーの太鼓の音と、踊りだ。沖縄の夏の風物詩。あちこちの集落でお盆の頃の夏場には、この伝統民芸が繰り広げられる。大地への祈りと天への敬い。エイサーの激しい動きと太鼓の音を最後に、ここおきなわワールドを出た。
ハブ酒醸造所の横に飼われているハブ。いずれこのハブもお酒になるのか・・。
子供たちが漸く鍾乳洞から出てきて、遅いお昼を食べる。
-
食後、先刻のステージで、今度はエイサーの実演を行っていた。