ちゃおチャオブログ

日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(19)パムッカレの石灰棚。

これから雪原のような石灰棚へ向かう。
イメージ 1
 
 
 
いやー、これは凄い雪原だ!
イメージ 2
 
 
 
200m下の谷底まで急こう配で落ちている。
イメージ 3
 
 
 
圧倒的な壁の迫力だ。
イメージ 4
 
 
 
ああ、将に造形の妙!
イメージ 5
 
 
 
雪原をバックに1枚。
イメージ 6
 
 
 
 
2000年前の温泉都市「ヒエラポリス」の廃墟跡からほとばしり出る温泉水。先刻その湯量に圧倒されたが、数千年に渡って流れ出る温泉水には豊富なミネラルと同時に炭酸カルシウムも多量に含まれていた。即ち、石灰岩のことだ。この純度が高ければ高い程、純白の度合いが増し、将にこのパムッカレの石灰棚は、純度100%の炭酸カルシウムだ。先刻見た大量の温泉水が、段丘状の崖の上に流れ出て、崖を流れ落ちると共に水中の石灰分が凝結し、この様な雄大な雪棚を造ったのだ。高さ約200m程のまさに自然の景観である。

去年訪問した北九州・平尾台の「羊群原」や秋吉台鍾乳洞の乳頭など、この石灰岩により形成されたものだが、日本の鍾乳洞はどちらかと言うと純白より乳白色が多く、純度の点に関してはここパムッカレに勝る所はなく、将に世界自然遺産だ。2500年前、偉大な歴史家であり、旅行家でもあったヘロドトス小アジアの生まれだから、このパムッカレに近い場所だが、この純白の石灰棚を見たのだろうか・・。昨日回った世界七不思議のエフェスのアルミテスの大神殿には訪問しているようだが・・

段丘上の高台から、200m下の谷底まで真っ白に滑り落ちる神秘の景観を眺めていると、何でも物知りの吉村さんが、この石灰棚に足湯があると言う。見ると、他の観光客もお湯の流れる溝に足を入れて足湯温泉を楽しんでいる。靴下を脱いで、足湯の溝まで歩くが、石灰の表面はつるつるしていて滑り易い。あちこちでバランスを崩したり、尻餅をついて笑いこけている人もいる。ちょっと先は急な傾斜になっているから、先の方で転んだら大変だ。谷底までスピードスケートのように真っ逆さまに滑り落ちるだろう。

当方、同じツアーのメンバー、三郷さん、前野さん、吉村さん、黒旗さん、等々皆仲良く溝の縁に腰を下ろし、足湯を楽しむ。程よい暖かさ。じんわりと足裏から暖かさが伝わってくる。皆さんとのたわいない話し。この旅で初めて会った皆さんだが、人柄も良く、楽しい人々だ。足湯に漬かり、一期一会を楽しんだ。
 
 
 
 
同行の二人。三郷さんと前野さん。
イメージ 7
 
 
 
うーん、ナイスショット!
イメージ 8
 
 
 
当方も1枚。
イメージ 9
 
 
 
前野さんとのツーショット。
イメージ 10
 
 
 
皆で仲良く足湯を楽しむ。
イメージ 11
 
 
 
いやー、この情景には感動した!
イメージ 12