今や二人とも時の人。週刊誌ネタ乃至その餌食。玉川徹はテレ朝報道番組、朝のモーニングショウコメンテーター。朝のテレ朝の顔だ。京大大学院を出て、新卒でテレ朝に入社。一昨日の30日に60歳の定年を迎えた。歯に衣を着せぬ言い方で、社の上司からは疎まれていた筈だが、首にもならず定年を迎えることができた。ただ疎まれていたせいか役職は上がらず、ここ数年、「万年ヒラ社員」が口癖のようになっていた。彼の同期入社は皆役職者になっていて、その内の一人など専務にまで上り詰めている。給与面ではかなり開いただろうが、彼はそれを意に介さず、もう一つの口癖「正社員」のコメンテーターを自慢していた。
一応は正社員だから、番組の中で口が滑って過激な事を言っても、上司から目玉を食って、自宅待機に干されることはあっても、解雇にはならない。だから反面、しぶとく生き抜いた、とも言える。
京大農学部は第1回フルブライト奨学生、竹村健一さんの大後輩に当たるが、更にその先の大先輩には台湾の李登輝さんもいる。名門大学の名門学部であり、仙台出身の彼がここを選んだのにはそれなりの目的があったかと思うが、竹村さんと同じ言論人の世界に身を投じ、現役を終えることになった。竹村さんと同じような遠慮会釈もない言論人を通した。
昨日からは「元社員」の肩書で、一昨日と同じように羽鳥ショーに出演。社員の肩書を離れ、更にもっと過激な発言があるかと期待したが、彼のスタイルは前と変わらない。約30数年、染みついた思考回路とスタイルは一朝一夕には変わらないのだろう。果てさて、元社員になって、これから何年続けられるか・・。まあ、良かれ悪かれ、生涯コメンテーターとして現役を全うした。一つの生き方だ。
もう一人の才女、松川るいさん。東大出の美貌の才媛で、外務省入省後、代議士に転じた。時々報道番組に出演し、至極真っ当な意見を述べて、好感もてるが、この様な知性ある女性が、何の役職にも付いていないのは自民もどうかしていると思っていたが、何と党の女性局長になっていることが、昨日のニュースで分かった。小泉進次郎が党の青年局長をやったと同じように、女性局長は女性の登竜門だ。小泉さん同様、将来が嘱望される。
松川さんを団長として、全国党支部の女性職員30数名と一緒にパリ旅行。エッフェル塔の前で撮った写真を自身のSNSに載せた処、外野から批難が出た。一緒に旅行に行けなかった野党や、その他やっかみを持つ女性陣から批難の合唱。松川さんも耐え切れず、軽率だった、との謝罪を載せた。
・・こんな事で謝ることもないのに・・。選挙違反をしたとか、裏金の党費を流用したとか、第三者から見ても指弾されるような破廉恥行為をした訳ではない。党の視察で、1日、余った日を観光に使っただけではないか。外国へ行っても24時間、仕事だったら、やり切れない。生き抜き位は必要だ。今更謝罪を取り消すことは出来ないだろうが、出来るんだったら、引っ込めたらよい。総理の息子がパリの大使館員を使ってパリ観光をしたのとは訳が違う。
松川さん、頑張れ! こんなやっかみに負けたら駄目だ。足を引っ張る馬鹿どもがいたら、足蹴にする位の気持ちで、国政に当たりなさい。