ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.23(水・晴/土砂降り)慶応高校、107年ぶりの優勝。

 

 

第105回の高校野球勝戦。決勝に残ったのは仙台育英と神奈川慶応。育英が勝てば2年連続優勝で、20年程前の、松坂投手を擁した北海道駒大苫小牧以来のようだ。一方の慶応、全国高校野球が始まった2年後の1916年、今から107年前の優勝に続いての2回目の優勝となる。1916年は第一次世界大戦が終わった翌年の大正時代。当時は普通部、旧制中学だ。

一昨日行われた準決勝、仙台育英は鹿児島の神村学園を下し、慶応は強敵土浦日大を下して、決勝に進んだ。どちらが勝つにしても世紀の一戦。甲子園は満員の観衆で、マスク無し、応援OKで、3塁側慶応の応援団は大応援団だ。関西中の慶応関係者が集まって来たような感じである。

1回、慶応トップバッターがホームランを打ち、これは夏の甲子園勝戦では初めての事だ。4回まで接戦が続き、3-2で慶応がリード。5回表、慶応が2死から大量得点で、一挙に5点を取って、突き放す。6回以降も接戦で、双方加点が出来ず、結果、8-2で慶応が優勝。見事107振りの栄冠に輝いた。

準決勝で土浦を完封した2年生16才のエース、小宅は今日も5回から投げ、見事優勝に繋げた。彼は中学全国大会でも投手として活躍し、試験を受けて慶応高校に入学した。まだ少年のような若者だが、来年も楽しみだ。

慶応OBの森林監督は宿敵育英に勝ち、優勝し、涙を流していた。負けた育英の監督も涙を流し、選手の多くの涙を流していた。日本人は美しい。