ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.9(土・曇り)哀れな高齢者。

 

 

今日は重陽節句。菊の花だ。コロナ以前の何年か前、イナさん、山さんの3人で長野の戸倉上山田温泉に行った帰り、上田城に立ちより、丁度その時は今頃の季節で、城内では菊花展が行われていた。愛好者が1年間丹精を込めて作り上げた見事な大輪があちこちのコーナーに展示されていて、それは実に見事なものだった。

菊花展と言えば、この時の上田城、それから随分以前に行った新宿御苑神代植物公園の展覧会が思い出される。天気が良ければ、明日深大寺まで足を伸ばしてみようか・・。

 

ロマンス詐欺と言ったら中高年の金持ち女性が被害者の定番と思っていたら、男性でも引っ掛かることもあるようだ。先週、佐賀の武雄市で1000万円の詐欺に遭った60代の男性がいた。相手はアメリカ人の女性で、SNSで知り合い、先月末、にわかに盛り上がり、女性が日本に来て一緒に住みたいとの甘い言葉に乗せられて、僅か1週間の間に940万円を送金した。更に70万円のギフト券を購入した段階で、店の従業員から警察に通報があり、詐欺だと発覚した。

この高齢男性の職業とか、資産関係は速報ニュースでは不明だが、この時点で発覚していなければ、あるだけの資産は掠め取られていただろう。傍から見たら、何を血迷ったかと思いたくもなるが、本人からすれば、頭に血がのぼって、是非善悪の判断もつかなかったのだろう。本人は多分単身で、周囲に相談や、自慢する周りもおらず、女性に言われるがままの送金をしたのだが、このコンビニの従業員の機転が無かったら、本当に身ぐるみ剥がされる処だった。

可哀そうと言うか哀れな高齢者だ。女性への願望が高じて、全く目が曇ってしまった。先日、片岡鶴太郎が女性週刊誌に述べていたが、5年程前に妻と離婚し、今は一人で生活している。自分より10歳ほど若いが、身近に面倒を見る女性も無く、浮いた話もなく、出会いは運命と達観している。だから、自分から積極的にパートナーを求めることはしていないと。もしそういう相手がいるとすれば、そうした運命の出会いがあるだろうと。達観している。この先、彼がどういう生き方をするのか運命次第だが、寅さんの妹さくらの旦那役、前田吟は自分よりも2歳年上だが、2年前に40年連れ添った妻を癌で亡くし、その直後に元歌手の未亡人と再婚している。

片岡が良いか、前田が良いか、自分には判断できないが、色々な人生の生き方があって面白いが、騙されてお金をむしり取られるようなことがあってはならない。