ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.10(日・晴れ)ラグビーWCトールーズ大会。ジャニーズ、ジャニーとプーチン。

 

 

今晩フランストールーズで行われたラグビーWC対チリ戦。サクラジャパンがチリに圧勝、6トライを決める。今までの親善試合で不本意な成績しか残していなかったが、今日のサクラは見違えるような強力なチームに変貌していた。21才、2mを越えるNZ出身のデアンズ、お父さんがNECコーチで来日し、中学生で一緒についてきて、そのまま日本に住み着き、今は東芝チームだ。ノーサイド直前に最後のトライを挙げた。本人も父親も大喜びだろう。

次回は強敵、イングランド。前回の準優勝チームだ。サクラチーム、どんな戦いが見られるか。1週間後の戦いが又楽しみだ。最古参、リーチ選手の活躍も光り、彼自身も1トライを決めた。チームが見違えった。

 

さて、連日テレビジャックをしているジャニーズとウクライナ戦争、ジャニー喜多川もウラジミールプーチンも犯罪者だ。社会から糾弾され、処罰を受けなければならない。しかしジャニーは既に死んでいて、プーチンは狂信国家の独裁者だ。狂信国家が解体されなければプーチンを処罰ることはできないし、死んだ人間を罰することもできない。死後の名誉を冒涜する位が関の山で、外国ではよくやられているような墓を暴いて、死者に鞭打つようなことは日本の文化の中にはない。

 

二人は社会の敵であることには違いないが、やってきたことは大きく異なる。即ち、個人の犯罪か組織の犯罪かの違いであって、ジャニーは個人的性癖を満たすためにその絶対権力を使ったのに対し、プーチンは国家、国民を巻き込んでの組織的、大々的な殺人行為で、既に数十万人単位の国民、市民を殺害し、従って彼の場合は人類の敵ではあるが、ジャニーの場合は限られた組織内での被害者に留まる。その被害の程度も数で言えば数百人に及ぶが、その結果、深い心的トラウマを受けた被害者も多いのだが、今の処は精神を病んで自殺した人はいない。二人の大きな違いは個人犯罪か組織犯罪か、又、殺人者かそうでないか、にある。

 

江戸時代には不義密通はご法度で厳罰に処せられた。しかし現代では個人の自由が尊重され、自由恋愛と称して、社会の秩序を守るべき国会議員や弁護士までもが家庭を顧みず自己本位の愛情に走っている。余りにも破廉恥で、こうした男女はマスコミや社会の表に出てもらってはこまるのだが、堂々と政府の諮問委員などをしている元女性議員などもいる。いずれにしても明治以降150年経って、今や社会の規範は180度反転した。

 

江戸時代以前、不義とは別に男色があった。江戸時代には男色は殆ど公認で、稚児遊びの類で、人口動態の男女差の問題があったのかどうかは知らないが、黙認されてきた。ただ余り褒められたことではなく、陰に隠れて密かに行われてきた。信長の小姓森蘭丸がそうだったかどうかは、自分には分からないが、そうであっても不思議でない。そうした密かな性癖は現代にも陰々と引き続き、有名な例では三島由紀夫などもその系譜に繋がっている。ジャニーも1代でこれ程会社を大きくし、特別な才能があったのだろう。本人は三島や折口信夫と同じような才能者と思っていたのかも知れない。もう死んでしまって、三島や折口のような書き物を残していないので、彼の心理は分からない。

 

男色は性癖であって、今流行のLGBTであって、法律で罰せられる犯罪ではない。ただジャニーの場合は権力をもって、意のままに強姦したのであって、その限りで言えば犯罪だ。男女の仲のように自由恋愛だったら、今回のような大問題になることもなかった。

先日の4時間に及ぶ記者会見の場に、鈴木エイト氏もジャーナリストして出席し、質問していた。彼も又優秀なジャーナリストだから、追及するのは統一教会だけではないのだろう。

ジャニーズ事務所がこのままの形で存続するかどうかは自分には分からないが、専務や副社長がお茶坊主のように組織的に被害の少年を斡旋していなかったとすれば、ジャニー一人の個人の問題として処理すべきではないか。