ちゃおチャオブログ

日々の連続

第2回西国観音霊場大阪編(13)熊取からバスに乗って粉河寺へ。

和歌山行の電車の風景。

 

熊取ー粉河駅間のバス時刻表。殆ど1-2時間に1本の運行だ。

 

  • 4人の乗客を乗せてバスは発車。山中に入る前で二人が下車。

二日目の今日は和歌山の粉河寺と午後には大阪に戻って藤井寺を巡錫する予定だ。当初は河内長野にある施福寺も回る計画もあったが、案内書を見るとバスの便も悪く、バス停からの山登りもあって、このお寺はパスにした。今の足の状態で標高600mの槙尾山中にあるこの寺に登るのは無理だろう。西国三十三ケ寺の中で、今の自分の足腰で行けない寺もあっても良い。四国八十八ケ寺はきっちり回ったが、西国に関しては許してもらおう。気儘な巡礼も良いものだ。

今日の霊場粉河寺へは案内ガイドによれば、JR熊取駅前から出ているバスだとお寺の門前に停留所があると出ていた。JRでぐるっと大回りして、粉河駅から歩いて行くよりは楽だ。ホテルは朝食が付いていないから、朝起きてそのまま地下鉄阿波座駅に向かう。地下鉄で天王寺駅に出て関西空港に向かう臨空線に乗るのだ。その前に天王寺駅地下街で朝食を摂る。臨空線には過去数回乗ったこともあるが、途中にある駅熊取とは覚えがない。幾つかある通過駅の一つで、記憶に残らなかったのだろう。

JR天王寺からは30分程で熊取に着く。大阪の郊外駅で、駅舎も駅前広場も綺麗に整備されているが、如何せん、人が少ない。朝のこの時間、通勤客の姿もそれ程見えない。・・コロナ禍で、皆リモート勤務になっているのか・・。駅前に3カ所ほどのバス停があり、駅舎の直ぐ前に粉河行のバス停があるが、・・なな何と! バスは出たばかり。次のバスには1時間以上も待たなければならない。・・そうか、最近のニュースで阪南地方のバス会社はどこも苦境で、運行本数を減らしたり、運行自体を取り止めているという。この地方の老舗で名門の金剛バス自体が経営の危機に落ちっているという。過疎地での運行維持は大変なのだ。

丁度駅舎の中に観光案内所があって、休めるコーナーもある。絵葉書を聞いたら置いてないという。広場の向かいにコンビニがあって、普通のハガキを買って、コンビニはいい全国どこでも同じサービス、ここにもあった100円街カフェを買って案内所に戻り、孫にハガキを送り、暫く待って粉河行のバスがやってきた。乗客は自分を入れて4人。内二人は山道に差し掛かる手前の停留所で下り、バスは残りの二人の客を乗せて、大阪と和歌山を隔てる葛城山系の山中に入って行った。

 

葛城山中の盆地の中にも集落はある。本当に田舎だ。

 

  • ここは葛城山系の南の外れ。この山の北側には以前橋本から河内長野へ出た南海電車の紀見峠、千早口がある。

  • バスは山中の湯治場、犬鳴山温泉で少し長く停車する。

     

    珍しいコースをバスで通ることができた。