ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.21(日・氷雨)JAXA月探査、半分成功、半分失敗。

 

 

JAXA月探査機、昨日月面に予定通りの着陸が出来たことにはおめでとう。本来は去年H3で打ち上げた探査機がインドよりも先に月面に着陸する筈だったが、発射直後に失敗し、月面着陸はインドに続く4カ国目となった。それでも無事の着陸でほっとした。

 

しかし映像を見るとこの探査機は直径が20cmにも満たない掌サイズのもので、50数年前にNASAが打ち上げたアポロ探査機と比べたら、オモチャのようなサイズだ。アポロは有人探査機で、宇宙飛行士3人を乗せて、月面探査までしたことを思うと、日本の宇宙レベルは60年経ってもまだこんなものかと、成功は良し、当然としても、余り喜べない。僅か15cm四方のおもちゃ箱を打ち上げるのに年間数千億円、過去の累積をしたら数兆円もの予算を投じて、こんな程度のものかと、費用対効果を考えたら、落胆もする。

 

更に又、どうも着陸姿勢が悪く、太陽電池が上手く機能せず、内臓電池での通信は数時間に限られるとのことである。この点に関しては大失敗だ。H3で味わった同じ失敗をここでも繰り返していた。小さなサイズの探査機に多機能を詰め込むのは難しいだろが、電気系統は血流のようなもので、失血で人が死ぬように、機械も動かなくなる。太陽電池が上手く機能するようなDualのシステム、或いは転んでも起き上がるような小法師のような形状にしておけば、今回のような失敗は避けられただろう。

 

新聞報道では、今回の実験は、如何にピンポイントの着陸が目的だったと、JAXAは強調しているが、太陽電池が上手く機能すれば、色々な月面活動が期待されたはずだが、そうした報道は一切流されない。半分成功、半分失敗を認めることによって、次の飛躍があるハズだ。

 

失敗続きのH3ロケット。来月に3度目の正直の打ち上げが予定されているが、絶対に失敗は許されない。こんな失敗が続いたら、北朝鮮だったら責任者の首が飛ぶ。DualとFale Safe,この二つを徹底管理して、見事新型ロケットH3を飛ばしてもらいたい。