ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国観音まほろば奈良の巡礼記(22)壷阪寺境内に巡拝しながら山を下る。

  • 壷阪寺は歴史の古い寺で、古い御堂などが点在している。

  • 宝篋印塔もある。

慈眼堂にお参りする参詣者。

 

若い人のように見えたが、親の視力回復を願っていたのか・・。

 

 

壷阪寺は境内も広く、お参りする御堂も数多くある。一つ一つ巡拝して回ったら、半日は要するだろう。山頂の城跡まで足を伸ばすのなら、1日がかりだ。自分の目的は観光やハイキングではなく、三十三観音霊場御朱印を頂くことだから、先刻、本堂で御朱印を頂いたのだから、本来の目的は既に達せられ、さっさと出口に向かえばよいのだ。霊場巡りツアーなどは時間の制約もあって、サッと本堂に向かい、御朱印を頂いたら、サッと下山して、次の霊場へ向かう。1日に4ケ寺、5ケ寺を巡拝するのだから、そうしないととても二泊三日の日程をこなすことはできない。

その点、一人での巡礼だと自分の足と相談し、他の団体さんに急かされることも無く、自分のペースで回ることができるので気は楽だ。目に付いた建物にカメラを向け、遠くから参拝し、ゆっくりと足を運ぶ。宝篋とか多宝塔、目のお寺だけあって慈眼堂などもある。そうした建物を見たり、両手を合わせたりするだけでも、ちょっとした立ち休みにはなる。しかも下り勾配だから歩くのも楽だ。

漸く山門に続く建物にやってきた。比較的新しい建物で、中には仏教説話に関する絵画とか、経本などが展示されている。インド、アジアからの来訪者にも理解できるように、英語の表記もされている。飛鳥の山中にあるお寺としては、随分と世界に開けているものだ。暫くそれ等の図説とか仏像、説話集などを流し読みし、山門に続く石段に向かった。ここからは、石段下の盲人養老施設の建物も良く見える。多くの浄財で運営されているのだろう。

 

山門上の入り口にやってきた。右手奥に山門に下る入り口が見える。

 

  • 室内には仏教関連の資料とか仏像、写真などが展示されて英語の表示などもあって、外国人にも理解しやすい。

  • 英語の表示などもあって、外国人にも理解しやすい。

  • 眼下に盲老人の養老施設が見える。