ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.2(水・晴れ)中東戦争勃発?

 

米国もイスラエルの暴走を止められない。中東に於いてはイスラエルのやりたい放題だ。3000年来のユダヤ教徒と他民族の殺し合い。どちらかがどちらかを下に置き、支配しないと収まらない抗争、殺し合い。長い間ユダヤは国を失い、流浪の民となった。世界各地に散りじりになったが、この民族はユダヤ教義を頑なに守り、民族を守り続けて来た。他民族から如何に排斥され、虐待されてきても、一族の団結は強かった。

 

欧州各地に集団居住地、ゲットーを作り、ユダヤ人同士が助け合って生きてきたが、その生き方が他民族から忌み嫌われ、その行きついた先がナチスヒトラーによるユダヤ人大量虐殺で、1000万人に及ぶユダヤ人がガス室に送られ、殺害された。それ以前には各国でバラバラに住んでいたユダヤ人は迫害から逃れるために米国に移住し、新天地で金融経済芸術分野で大きな成果を上げることになった。

 

以前オスマントルコが支配していた中東の地は第一次大戦の前後、オスマンが敗退し、領土の多くを手放すことになり、そこにアラブイスラム諸国が勃興した。その間バルフォア宣言などもあり、第2次大戦終了後、国連主導でこの地にイスラエル国家を創建することになった。ユダヤ国家が出来るのは実に2000数百年ぶりのことであった。元々はアラブの民が支配してた土地に、外部の圧力により人工的にイスラエル国が造られたのだ。元から住んでいたアラブ人と新規に入り込んで来たユダヤ人との間に軋轢が生じるのは当然の事であり、イスラエル建国以来、既に5回の地域紛争、ユダヤ対アラブの戦争が起きている。

 

経済的優位性から圧倒的高い軍事、軍備を要するユダヤと、まだ尚低いレベルのアラブとでは殆ど戦争にならず、どの戦争も短期間で終結している。大人と子供戦争のようなものだった。今回アラブではないが、イスラムの盟主として君臨するイランが、度重なるイスラエルの暴挙、即ち先月のテヘランでのハマス指導者ハニヤ師の暗殺、それに今回のベイルートでのヒズボラ指導者ナスララ氏の爆殺、等々盟主イランとしては座視出来ることではなく、昨日、180発のミサイルをイスラエルに打ち込んだ。ただ、イランとイスラエルは約1000キロの距離があり、どんな早いミサイルでも30分以上はかかる。その殆どはイスラエル軍により落下された。Iron Domeの面目や駆除であるが、ただ戦闘はこの1回で終わった訳ではない。

 

中東紛争がどんな方面にどんな形で波及するかは誰にも予測できず、そうした不安材料を危惧して、今日の東証は大きく下げた。一昨日石破ショックで2000円近く暴落し、昨日は漸く700円戻して、この中東紛争が無ければ、今日は半値戻し、全値戻しも期待されたが、今日はその全く逆の結果となってしまった。一時は1000円以上も下げ一昨日の終値も下回った。イスラエルーイラン、両国の暴走を喰いとめなければならないが、米国はイスラエルを御すことも出来ず、中国も又イランを制することも出来そうにない。悩ましい限りであるが、・・・世界の状況は、如何ともし難いか・・。