
締めの本場所、今年最後の大相撲、九州場所が今日安青錦の優勝で幕を閉じた。こうなる結果を何人かは予想していたかも知れないが、多くは圧倒的強さの大の里の優勝を予想した。が、その大の里、急遽、今朝になって休場を告げる。優勝の掛かった千秋楽を突発休するとは、余程の重傷かも知れない。ここ二日間、安青錦、琴桜と冴えない連敗をし、この取り組み中に無理をしてどこかを痛めたのも知れない。初の休場が千秋楽の優勝がかかる取り組みとは皮肉なものだ。
それにしても強い。来日して2年、入幕して6場所、全て勝ち越しで、あッという間に今場所は関脇に駆けあがり、両横綱、大関を倒し、再びの決定戦で豊昇龍をひっくり返した。哀れ豊昇龍は安青錦にはこれで4連敗だ。勝つ方法を見いだせなくなっている。関脇に1場所在籍して、来場所は早くも大関だ。来年中の横綱昇進も見えて来た。
以前、バルト海諸国やジョージア、カザフなどからやって来た力士もいて、それなりの成績を上げ、優勝もし、大関を張った力士もいた。が彼ほど劇的に強く、彗星の様に現れ出た力士はいなかった。彼の個人の技量によるものか、ウクライナ人全般に言えることなのか、日本人力士の中からはこうした逸材は出てこない。大谷が米国の国技に近い野球の世界で、ベーブルース以来100年ぶりの大記録を立てたように、この安青錦も日本の国技、相撲の世界で大記録を立てるだろうか。白鵬の連勝記録、最多優勝の記録を破るのは、殆ど同年の安青錦、大の里のどちらかになるだろう。
先週赤坂見附のライブハウスの店の前で、出演予定だった40代女性の腹部を刺し、重傷を負わせた犯人が逮捕された。陸自、朝霞駐屯地の施設大隊曹長で40代の男だ。妻と子供のいる練馬に住む普通の家庭の父親だ。朝霞駐屯地から20キロ離れた赤坂まで自転車で往復し、昼過ぎに戻って来て、基地内の勤務をした。体格も良いから時速20キロで自転車を走らせたら、片道1時間でも行くことができる。
10年程前からの交友関係にあると言うから、その間、結婚もし、子供も生まれた。国を守るべき自衛隊員が乱れた私生活の行きつく先は殺人未遂だ。被害女性は未だ尚ICUだ。殺す積りで腹部を刺したが、その怨念はどこにあったのか・・。自分は幸せな家庭生活を営んでいたのではなかったのか・・。犯罪形態は名古屋のテニス同級生の奥さん殺害に似ている。こうした人間の心情を解き明かす精神科医はまだ現れてきていない。
