上海博物館2階の半分は、明・清以前の唐三彩、古窯の展示物となっている。
上海博物館2階のフロアーは、凡そ半分を明・清時代の本当にため息がでるような工芸品の極みの数々を展示し、残りの半分を隋唐以前の古窯の須恵器、唐三彩、宋元時代の比較的田舎じみた、がっしりした、力強さの感じられる陶器、等が展示されている。
日本人にも好みの唐三彩。それまでの灰色一色の実用器から、唐時代に入って色付けが行われ、単に実用や祭礼器から脱皮して、装飾、飾りとか、枕にも使用されるようになった。唐時代の貴人は、好みの絵柄の枕を使って、良い夢でも見ていたのだろうか。
唐三彩と言ったら塞翁が馬。馬以外にもラクダにシマウマ、犬猫の小動物の焼き物もある。異国の珍しい動物から身近の愛玩動物まで、いやいや動物に限らず家とか社、人間までも色鮮やかに染め上げている。世の中が安定し、平和な時代が長く続くと、人々にもこうした精神の余裕も生まれるのか。1200年前の夢を運んでくれる数々の焼き物がそこにあった。
日本人にも好みの唐三彩。それまでの灰色一色の実用器から、唐時代に入って色付けが行われ、単に実用や祭礼器から脱皮して、装飾、飾りとか、枕にも使用されるようになった。唐時代の貴人は、好みの絵柄の枕を使って、良い夢でも見ていたのだろうか。
唐三彩と言ったら塞翁が馬。馬以外にもラクダにシマウマ、犬猫の小動物の焼き物もある。異国の珍しい動物から身近の愛玩動物まで、いやいや動物に限らず家とか社、人間までも色鮮やかに染め上げている。世の中が安定し、平和な時代が長く続くと、人々にもこうした精神の余裕も生まれるのか。1200年前の夢を運んでくれる数々の焼き物がそこにあった。