ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南10都市巡りの旅(7)寒山寺境内で、「五重塔」。

本堂の中の金ぴかの寒山拾得像。
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本堂の裏手には依然なかった千手眼(千手観音)の拓本が掲げられていたが、以前あった牧渓の絵画は見当たらなかった。
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庇の向こうに見える五重塔の法輪。
 
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この五重塔は15年前にはなかったが、前住職が達筆で、多くの日本人が買い求めたらしい。「無上清涼」「普野塔院」。
 
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五重塔は2階まで登ることが出来、多くの参詣客が登楼している。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
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人間の記憶は宛にならない。それが15年前の記憶となったら、全く雲を掴むような話で頼りない。この寒山寺に来て唯一記憶にあるのは、風楓夜泊の石橋だけで、これはこのお寺の目玉の一つ、鐘楼と対をなすもので、このお寺からは欠かせない。

境内に入り、正面の本堂を眺めても、良く思い出せない。どこにでもあるような中国のお寺の本堂の造りだ。15年前はもっと黒々と、大きな建物だと思っていたが、この本堂自体が変わるものではないので、その当時のものだろう。しかし、周囲の状況は大分違っているようだ。当時あった牧渓の絵画を探してみたが、どこにも見当たらなかった。寒山拾得の石版画も新しくなっているように思う。まあ、石版画だからか、原版さえあれば、いつでも刷り直すことは出来るのだが・・。

本堂の裏に廻ると、15年前にはなかった五重塔が庇の上に見える。ガイドの陳さんの説明によれば、この寺の前住職が達筆で、多くの日本人客がその書画を求め、大枚の寄付をしていったので、何年も経ずにこの様な立派な五重塔が建てられたとのことである。筆の力と日本人の気前良さが作り上げた五重塔。この塔の2階までは登れるとのことであったが、当方足の具合も良くなく、登楼は止めたが、同行のネギさんは元気で、スタスタ搭屋の中に入って行った。
 
 
 
同行のネギさんも2階に登り、当方に手を振っている。
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五重塔の前に奉納されている狛犬
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奉納者は日本人名、赤木勝と刻印されていた。
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右側の狛犬
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こちらは林美珠となっているが、日本人か中国人か分からない。 http://static.app.widdit.com/images/features/searchwiddit.png
 
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境内から見える五重塔
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