先週の町田の9歳の少女の死は残酷だ。66歳の祖父が生活苦を理由に可愛い孫の首を絞めて殺害し、自分も自殺しようとしたが、死にきれなかった。
この祖父は20年前、妻と離婚し、青森から次男、当時中学生の15歳、を連れて上京し、関東圏で職を得たが、その後、町田で印刷業を営むようになった。
次男、現35歳、も結婚し、子供3人も生まれ、幸せな6人家族で過ごしていた。処が印刷業も振るわなくなり、去年の12月には印刷業を止めて無職となった。同時に息子夫婦も離婚し、今は35歳の二男と9歳の孫の3人で生活することとなった。家賃10数万のかなり大きな一軒家だ。
息子の給与だけでは家賃、生活費をまかなうことも出来ず、預貯金も底をついて、将来を悲観して孫と一緒にあの世に旅立とうと思って、寝ている孫の首を締め、殺したのだったが、全く世の末とも思える出来事。お金と言う呪縛に苦しめられ、一番可愛い筈の孫まで殺してしまった。何とかならなかったのか・・。自分だけ死んだら良かったにとも思う。
小学3年の孫は利発で学校でも人気者だったとのこと。同級生の受ける心の傷も大きい。
自分勝手の祖父、当方と同じ66歳だが、頭が狂ってしまって、何が何か訳が分からなくなったに違いない。犠牲になったお孫さんが可愛そうだ。