ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(66)定海を往くフェリー。

一度見えかけた青い海も又茶色の海に戻ってしまった。
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海と島原が続く。
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島の間近を通ることもある。
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これは又かなり大きな島だ。
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この大きな島が岱山だろうか・・
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ああ、高速船が走って来る。
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海の水の色が日本近海のような青い色をしていたら、この海、定海も日本の瀬戸内やエーゲ海同様に、風光明媚な多島海になっていたであろうが、この海の色は千古変わらない。だから昔の遣唐使船の船乗りも、今までの青い海原が茶けた土色に変わってくるのを見て、大陸、陸地が近いことを理解していた。そうした記述も慈覚大師の「入唐行記」に記載されていた。

当方もよもやこの海を2回に渡って往復するとは旅行前に全く考えてもいなかった。しかし四国の半分程の広い範囲に点在している舟山群島。先日の上海から補陀山に渡った航路、補陀山から寧波までの航路、それと今日の舟山から岱山への航路は、それぞれ違ったコースで、島影や島の位置は似ていても、それぞれ微妙に違っていて、見飽きることはない。

岱山がどんな島かまだ行ってないので、想像もできないが、島に近付くに連れ、航行する船やフェリーの数も増えてきて、中には高速艇なども走っている。こうした所を見ていると、岱山は補陀山よりは余程か大きな島で、人口も多そうだ。本来なら波静かな内海で、波頭を蹴散らして疾駆するスピード船の白波の見栄えも良い処だが、この土色の海の色では、そうしたカッコ良さも随分と減殺されている。

しかしこうしたスピードボートを見ていると、有人宇宙船を打ち上げたり、世界に先駆けて磁気浮力鉄道、リニアモーターの鉄道をいち早く実用化した中国の力は侮れない。最早昔の中国ではない。中国の実力を正当に評価すべき時が来ている。素晴らしいスピードのフェリーやモダンなデザインの貨物船などを見ていると、実にそう思えるのだった。
 
 
 
ああ、これもまたスピードボートだ。
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凄い勢いで走り去って行く。
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遠くに大きな貨物船もいる。
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ああ、いよいよ岱山に近付いてきた。
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カラフルなフェリーもやってくる。
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ああ、随分ユニークでモダンなフェリーだ。
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