ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(79)天台寺門の高級ホテル。

天台寺駐車場に面したアーケードに中々綺麗なホテルがあった。
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案内されたホテルは充分広く、贅沢な造りだった。
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いやー、ジャグジーまで付いている!中国のホテルでジャグジー付に泊まるのは初めてだ。
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テレビもネットも付いている。
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ホテル内の調度品も高価なものが飾られている。
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今朝は舟山群島に浮かぶ「岱山」から大型フェリーに乗って寧波に上陸し、寧波を通り抜けるようにして、真っ直ぐ天台山までやってきて、更にそこから先、天大寺門までやってきた。市バスに乗ってやってきたここは、大きな駐車場になっていて、午後の遅い時間、この数百台も停まれる駐車場には、数台の車しか停まっていない。淋しい限りだ。

この大型駐車場を取り巻くように、商店やら土産物店、公共の事務所などの建物が囲んでいるが、人通りも少なく、ホテルらしいものは見当たらない。この駐車場の裏手には寒村のような集落があって、人家も数百軒ほど密集しているので、集落を少し歩いてみたが、ホテル、旅館、旅社らしいものはなさそうだ。そこでもう一度駐車場まで戻り、已む無く、天台山の市内へもどろうかと思って、駐車場を取り巻くアーケードを歩いていると、端っこに観光案内公社の事務所がある。そこで、この天台寺の近くでどこか泊まれるホテルはないか聞いてみたところ、このアーケード内の直ぐ中程にあるという。が、当方場所が分からないので、そこまで案内してもらう。

中々綺麗なホテルだ。外から見ていたら、ここがホテルとは分からないような造りで、客の入っていないレストランかと思った。フロントの女性は英語が全く出来ないが、案内公社の女性の通訳で、1泊120元、2000円もしないで済んだ。パスポートを見せたり、チェックインの手続きをしている間に公社の女性は帰ってしまったが、丁度その時、中国人家族4人がやってきて、どうも空き部屋の有無を聞いているようだ。当方との作業を中断し、家族と色々中国語で話していたが、そのフロント嬢、突然当方に向かって、中国語で「部屋は無いから泊まれない。別のホテルに行ってくれ」と言っているようだ。当方が予約した部屋は最後の空き部屋だったようだ。

冗談じゃない、今しがた、1泊120元で決めたばかりではないのか、後から4人家族がやってきて、一人を泊めるよりか、4人の方が利益になると計算している。今から又市内に戻るのは嫌だ。当方、梃子でも動かない覚悟で、「プーハオ(不好)、プーハオ、プーシー(不是)、プーシー」を言い続けるが、彼女の方も分からない中国語で捲くし立てる。後から来た家族は隣で成り行きを見守っている。このホテルに泊まりたいような感じだ。

そうこうする内にレストランの客などもやってきて、フロント前は大分賑やかになってきたが、そこでフロント嬢はどこかに電話している。中国は携帯電話が発達しているので、電話には困らない。それで、その携帯電話を当方に渡し、「話せ(シュオ、シュオ)」と言う。電話に出ると流暢な日本語で、中国のホテル事情を話してくる。「ホテルは部屋がないから別のホテルへ行ってください。」と言っている。日本語が上手で、日本人の駐在婦人か中国人女性か分からない位だ。

そうは言っても、当方より経緯を話し、今晩どうしてもこのホテルに泊まらざる得ない状況を説明し、その通訳嬢から再びフロント嬢に電話が代わり、暫らく話を交わし、結局、当方が無事にこのホテルに泊まれることになった。4人家族は至極残念そうな態度でホテルを出て行った。

案内された部屋は、今回の旅行で最高のレベル。新婚さんが泊まるようなリゾートホテルの趣だ。ジャグジーーのバスタブまでついている。まだ時間が早かったので、先に天台寺を訪問し、駐車場近くのレストランで、田舎料理を思いっきり食べ、ホテルに帰り、早速このジャグジーーに入ることにした。ジャグゾーの弁6口を全開にして、タブ中を泡立たせ、1週間の疲れを心行くまで癒すことができた。
 
 
 
 
 
重文と見まごうような骨董品も飾られている。
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駐車場に面したこの2階建てが泊まったホテル。後で気が付いたが「商務酒店」と出ている。この駐車場のある場所は「麦花地」という地名らしい。
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駐車場の外側には山村風景が広がっている。
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夕方までにはまだ2時間程ある。天台寺まで行って見ようか・・
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ああ、この参道、最澄大師も歩いたのか・・
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