遠距離バスの座席はこんな感じで、悪くは無い。

天台市郊外の白鶴站を出たバスは、幾つかのトンネルを通り過ぎ、天台盆地をの外の山間部を下り降りる。

天台山脈から流れ出る渓流沿いに道路は走っている。

山間の集落は牧歌的だ。

日本の山里にも見られるような光景である。

この辺の段丘にはお茶畑が多い。フランスだったら葡萄畑か・・

天台山にいた時は、それ程分からなかったが、今バスに乗って天台ターミナルから紹興に向かう途中の山中、渓流沿いの国道を下るバスは、中々の急坂であり、こうして周囲の傾斜する山地を見ていると、それまで気が付かなかったが、天台盆地はかなり高地にあったことが分かってきた。
幾つかの小さなトンネルを潜り抜けると共に、右手を流れる渓流は段々水量を増し、川幅も広くなり、傾斜も緩やかになってくる。イメージ的には日光、足尾の山塊から渡良瀬渓谷を下りおりるような感じであるが、景観も野趣も中国のこちらの方が富んでいる。渡良瀬は直ぐ身近に人家があったり、川が流れていたりするが、こちらの方は、人家も川も遠景で、しかも流れが急で、渓谷の趣もあった。
この辺の山間部はお茶の畑が多いようだ。お茶は痩せた土地においては、もっとも効果的な換金作物なのだろう。特にここ浙江省は、お茶の発祥地杭州を抱えていて、杭州名産茶として海外にも輸出されている。こうした山間地で生産されたお茶が大都市に集められ、杭州に送られ、ラベルを貼られ、龍神茶などの名前で売られているのかも知れない。清流と雲霧。確かに美味しそうなお茶が生産されそうだ。
窓の外を飽きず眺めているうちに人家も増えてきて、土地も平らになってきて、川幅も大きく蛇行して流れるようになってきた。漸く天台の山塊を下りて、平野部に来たのだ。これからは真っ直ぐ一直線、紹興に向かうのだ。紹興までの約1時間のバス旅、更に楽しもう。
幾つかの小さなトンネルを潜り抜けると共に、右手を流れる渓流は段々水量を増し、川幅も広くなり、傾斜も緩やかになってくる。イメージ的には日光、足尾の山塊から渡良瀬渓谷を下りおりるような感じであるが、景観も野趣も中国のこちらの方が富んでいる。渡良瀬は直ぐ身近に人家があったり、川が流れていたりするが、こちらの方は、人家も川も遠景で、しかも流れが急で、渓谷の趣もあった。
この辺の山間部はお茶の畑が多いようだ。お茶は痩せた土地においては、もっとも効果的な換金作物なのだろう。特にここ浙江省は、お茶の発祥地杭州を抱えていて、杭州名産茶として海外にも輸出されている。こうした山間地で生産されたお茶が大都市に集められ、杭州に送られ、ラベルを貼られ、龍神茶などの名前で売られているのかも知れない。清流と雲霧。確かに美味しそうなお茶が生産されそうだ。
窓の外を飽きず眺めているうちに人家も増えてきて、土地も平らになってきて、川幅も大きく蛇行して流れるようになってきた。漸く天台の山塊を下りて、平野部に来たのだ。これからは真っ直ぐ一直線、紹興に向かうのだ。紹興までの約1時間のバス旅、更に楽しもう。