ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(93)天台山から下る途中の山村風景。

遠距離バスの座席はこんな感じで、悪くは無い。
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天台市郊外の白鶴站を出たバスは、幾つかのトンネルを通り過ぎ、天台盆地をの外の山間部を下り降りる。
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天台山脈から流れ出る渓流沿いに道路は走っている。
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山間の集落は牧歌的だ。
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日本の山里にも見られるような光景である。
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この辺の段丘にはお茶畑が多い。フランスだったら葡萄畑か・・
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天台山にいた時は、それ程分からなかったが、今バスに乗って天台ターミナルから紹興に向かう途中の山中、渓流沿いの国道を下るバスは、中々の急坂であり、こうして周囲の傾斜する山地を見ていると、それまで気が付かなかったが、天台盆地はかなり高地にあったことが分かってきた。

幾つかの小さなトンネルを潜り抜けると共に、右手を流れる渓流は段々水量を増し、川幅も広くなり、傾斜も緩やかになってくる。イメージ的には日光、足尾の山塊から渡良瀬渓谷を下りおりるような感じであるが、景観も野趣も中国のこちらの方が富んでいる。渡良瀬は直ぐ身近に人家があったり、川が流れていたりするが、こちらの方は、人家も川も遠景で、しかも流れが急で、渓谷の趣もあった。

この辺の山間部はお茶の畑が多いようだ。お茶は痩せた土地においては、もっとも効果的な換金作物なのだろう。特にここ浙江省は、お茶の発祥地杭州を抱えていて、杭州名産茶として海外にも輸出されている。こうした山間地で生産されたお茶が大都市に集められ、杭州に送られ、ラベルを貼られ、龍神茶などの名前で売られているのかも知れない。清流と雲霧。確かに美味しそうなお茶が生産されそうだ。

窓の外を飽きず眺めているうちに人家も増えてきて、土地も平らになってきて、川幅も大きく蛇行して流れるようになってきた。漸く天台の山塊を下りて、平野部に来たのだ。これからは真っ直ぐ一直線、紹興に向かうのだ。紹興までの約1時間のバス旅、更に楽しもう。
 
 
 
 
傾斜を利用した段々畑、田んぼなどもある。 正面の山塊が天台山
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道路の横を流れる渓流。
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長閑な田園風景。中国人も案外丹精している。
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ああ、こんな林に囲まれた家に住んだら、静かで良いだろうなあ・・
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漸く山間部を出て平地に下りてきた。川幅も随分と広がっている。
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人口密集の都会も見えてきた。
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ああ、随分大きな町だ。まだ紹興には早いが・・。
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