ちゃおチャオブログ

日々の連続

ニュージーランドの1週間(13)アオラキ(クック)村へのバスの中で

これからプカキ湖に沿って、Mt.クック(アオラキ)までの50キロの取り付け道路を走行する。
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右側が湖、左には山が迫って来る。山の端に朝の満月が顔を出している。
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近くの山に湖から湧き上がる霧雲が流れて行く。
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手前の山の奥、霧雲の中に氷河の山だ!
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うーん、人を寄せ付けない厳しさだ。
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氷河から流れ出た清流はプカキ湖に注がれる。
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湖が終り、カールの平原に出る。こんな山奥にも牧場がある。
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ああ、クック山に連なる南アルプスの山塊が見えて来た。
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国道8号線を右折して、約50キロの取り付け道路を走行し、行き止まりのアオラキ村まで行くが、この道路は縦に細長いプカキ湖に沿って北上する。クック山に行く為に造られた道路だ。いつ頃この取り付け道路が出来たのかは知らないが、この道路が出来る以前の登山者は、総延長40キロの湖を船(水蒸気船)で渡り、クック山直下まで行き、登山をしていたとのことである。先刻、ここへ来る直前、ヒラリー卿が晩年を過ごしたフェアリー(Fairlie)の小さな町を通過したが、彼も又エベレスト登頂以前には船に乗ってこの湖を渡り、クック山での雪山訓練をしていた、とのことである。

確かに細長い湖だ。道路の右側に延々と続いている。縦の長さ40キロに比べ、横幅は4-5キロしかなく、極端に細長い湖で、対岸の雪を被った峰々も手に取るように見える。長い年月をかけ、氷河が岩肌を削り、深い谷を作り、更に温暖化で氷が溶け、そこに水が溜まり湖となった。昨日見たテカポ湖同様にここも又氷河湖だ。いや、NZ南島で、氷河湖以外の湖を探すのは困難だろう。この湖は南島で3番目の大きさを持っているとのことである。

湖岸に沿ってバスは湖の北端に位置するアオラキ山、即ち、クック山に向かって走り続ける。右側は湖、左側は氷河の山々だ。この湖はクック山から流れ出た氷河の水により造られている。クック山は前方の遥か先に峰の一部を僅かに見せている。以前スイス・インターラーケンをバスで走り抜けたことがあったが、澄んだ湖の両側に聳える白銀の世界を彷彿とさせる。

湖が終り、カールの平原に出るともうそこは終点だ。大きな黒い建物、それはホテル「Hermiatge」の建物だが、それを取り巻くように幾つかの建物があり、そこがアオラキ(クック)山登山基地の集落だ。バスは9時過ぎにこのホテル駐車場に到着し、バスを乗り換え、更に前線ベースまで我々を運び、さてこれから2時間のトレッキングが始まるのだ。




ああ、正面に見えるのはMt.Cook,Aorakiだ!
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真っ白い雪山。神々しい山容。
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氷河から流れ出た清流だ。
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Mt.クックが更に近づいてきた。
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クックに連なる、南アルプスの険しい山なみだ。
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正面はパンケーキ氷河。厚さが100mもある!
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さて、前方にアオラキ(クック)村が見えて来た。
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間もなくホテル「Hermitage」に到着だ。
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