ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(28)バナウエイ到着。

5時15分、真っ暗な中をバスはバナウェイに向かって、ラガウェイの町を出る。
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ラガウエイの町を出ると、バスは直ぐにも急坂を上り始める。外が漸く明るくなってきた。
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凄い山岳地帯を抜けて行く。脱輪でもしたらいちころだ。
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山の中の集落で、人を乗せたり、下ろしたりしてバナウエイに向かう。
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6時半、バナウエイに漸く到着した。
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数日前、このブログを見ていたTakaさんが、写真に写っている雲の形を見て、今晩辺りスコールが来るんじゃないか、とコメントしてたが、将にその通り。彼女は世界中を旅しているので、写真に写る地形とか、風景、雲の形を見て、言い当てることが出来たのだろう。全くその指摘通り、真夜中、土砂降りの大雨がやってきた。

このMAO Lodgeはトタン屋根だから、その屋根に打ち付ける音の激しいこと、爆弾でも落とされたかと思って、飛び起きた。ここのスコールは突然にやってくる。予告も何もあったものではない。爆弾ではなく、土砂降りで安心はしたのだが、その轟音は、何もトタン屋根を打ち付けるだけでなく、雷鳴も混じっていた。凄い落雷だ。以前、バンコクへ行った時、高層ホテルで寝ていたら、けたたましい落雷音で飛び起きたが、その時思ったのは、赤道に近い熱帯地方の落雷の激しさだった。普段は大人しいタイ人の感情を一気に爆発させたかと思った。

この時の落雷もそのバンコクの時以上の激しさで、度胆を抜かしたが、30分もすると雷雲はどこかに去って行ってしまい、雨もピタリと止んでしまった。もう一度寝ようかと思ったが、今朝の出発は早い。バナウエイ行のバスは、5時にやってくる。少し部屋で時間を過ごし、4時、そっと抜け出るように部屋を出る。音を立てないように門扉を開けたのだが、ちょっとした物音でもしたのか、管理人室の電気がパッと点いて、Mr.Maoが部屋から出てくる。一宿一飯の挨拶をしてバス停に向かう。

真っ暗な道路をバス停に向かってあるくと、またまた犬が吠えた立てる。それに呼応するように、あちこちの犬が遠吠えをする。何軒かの人家の電気が点き、犬をなだめる人声も聞こえる。みんなをバカ早く起こしたかも知れないが、まあ、既に4時を回っているのだから、今日はいつもよりは少し位早起きさせた程度の違いだろう。バス停の前にはそれでも電球が明るく点いていて、標識も良く見える。が、バス待ちの客は誰もいない。

5時近くになり、母親と高校生位の娘がやってきて、娘だけがバナウエイに行くようだ。母親はバス停まで見送りに来ていた。今日はバナウエイで何かのコンテストがあり、娘はそれに参加する為に行くようだ。日本のように母親が一緒について行くこともない。精々が、バス停までの見送りだ。そうこうする内にバスがやってきて、ここから当方とその高校生の二人だけが乗車した。

このラガウエイに来るまで、相当に標高を上がってきた筈だが、バスは町を出ると直ぐにも又急坂を登り始める。バスの古さからすると、マニラからやって来たツアーバスとは思えない。昨夜の8時過ぎにバギオを出たオンボロバスだ。坂になると途端にスピードが落ち、喘ぐようにして高度を上げて行く。山中の山道を走っている間に、外も明るくなってきて、6時半、バナウエイに到着した頃に漸く朝となった。



ああ、かなり賑やかな街だ。ラガウェイよりも賑やかかも知れない。
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あ、案内センターまである。外人客もやってくるんだ。
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Rice Field,棚田の案内板だ。
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ああ、前方に食堂がある。取り敢えずは朝飯を食べよう。
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うーん、これがイフガオ料理と言うものか・・。
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朝のコーヒーにデザートのマンゴー。良いですねえ・・。
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