ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(6)高雄燈塔(灯台)を下り、海鮮料理店へ。

漸く夕暮れになった。そろそろ下に降りろうか・・。
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高雄灯台、中には入れなかったが、ここからの眺望が素晴らしかった。
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歩道には一間間隔で、遊歩燈が設置されている。
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梅の花の透かし彫り。台湾らしい奥床しさだ。
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歩道脇には人形草のような色合いの花が咲いている。
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少し時間が遅くなり、旗津半島の先端部の丘の上に立つ高雄燈塔の中までは入れなかったが、そのゲート付近からの眼下の高雄港、台湾海峡、市街地などを眺め、薄暗くなった坂道を下り降りる。心配した放し飼いの犬も吠えることもせず、既に暗くなった坂道をこれから灯台に向かって登って行く人などもあり、それ程危険はなさそうだ。アジア各国を旅行していて、夜とか、人の通行の無い早朝とかに、放し飼いの犬に吠え立てられ、往生し、怖い思いがトラウマとして残っているが、台湾の犬は大人しい。安心して坂道を下り降りることが出来た。尤も、こちらは稲さんとの二人連れだから、その面の心強さもあったのかも知れない。

道路の両側に足元を照らす街灯、遊歩燈の明かりがついている。如何にも台湾らしい梅の花を透かし彫りにした遊歩燈。その透かしにされた花びらの中から黄暖色の光が漏れて来て、足元を照らす。こうした奥床しさは、戦前の日本の統治時代の伝統を引き継いだものか・・、それとも、大陸から逃げ延びて来た外省人の優雅さか・・。近年先進テクノロジーの最先端を行く、目覚ましい発展を遂げている台湾の違った一面を見る思いがした。

坂を下り降り、元の平地に戻って振り返ると、この丘は、巨大は一枚岩の垂直に立つ丘の上にあった。来るときは先を急ぎ、この垂直の絶壁には気が付かなかったが、全く、山の半分が、何か鋭利な刃物によりスパッと半分に切り盗られたような見事さだった。案内図には、灯台とは反対側の坂の上の方には、砲台跡があると出ていたが、既に周辺は暗く、お腹も空いてきたので、今は行きのは止めて、旗津フェリー近くの海戦料理屋に行くことにした。

漁師町と言うか、港町と言うか、住宅の密集した一角を通り抜け、にぎやかな明かりの方向に向かう。ざわめきのような雑踏の雰囲気も聞こえ、遠くから、アイス売りの移動車が鳴らすようなオルゴール音も聞こえてくる。うーん、間違いない。真っ直ぐ行った賑やかな通りが飲食店街だ。街灯の乏しい住宅の中の道を時々立ち止まっては、古そうな石造の古い建物を見たり、沖縄で言う「模合」のような、入口に雑多に脱ぎ捨てられたサンダル、草履の山の奥の集会場を覗き見たりし、食堂街に向かった。



こうした草花も戦前からこの場所に咲き続けて来たのだろうか・・
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登り口には案内図があり、右手が灯台、左手が砲台になっている。今日は時間も遅く、砲台に行くのは止めて置く。
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この灯台が建つ丘は凄い絶壁になっている。スパっと山を半分に切ったような感じだ。
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住宅地には古い石造りの建物などもあった。戦前からのものか・・
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うん、フェリー乗り場の前の大通り、食堂街に出て来た。さて、どの店に入ろうか・・
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