ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(26)台南から高雄への帰りの電車の中で。

台南駅まで戻り、駅前の食堂で食事をしようとも思ったが、台湾で何も寿司を食べることもないだろうと、そのまま高雄を戻ることにした。
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台南駅で飛び乗った急行で、偶然にも稲さんと一緒になる。
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山が近くまで迫って来ている。緑豊かな島だ。遠くに高層ビルも見える。・・台南駅前のビルか・・
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急行だから途中駅を飛ばしていくが、見ると建物の屋上に水タンクが多い。
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この町では水道給水に何か問題でもあるのだろうか・・。かなり大きな街。ホームの駅名を見ると「岡山」と出ていた。戦前岡山出身の日本人が開発した町だろうか・・。
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安平古鎮の城塞を見て鄭成功を想い、その隣の媽祖廟にお参りして台湾人の媽祖神に懸ける帰依心を思い、その前の草生した台湾墓地の華麗な墓石と十二軍伕の慰霊碑、更にはその先の日本家屋と庭園を散歩し、庭内あった土産店で特産の塩を買い、バスに乗って台南駅まで戻ることにした。

こんな日本庭園の隅っこの売店で塩を販売しているとは思わなかったが、考えてみれば台湾も海に面した国。案内文等読むとここ台南での製塩は戦前から盛んだったようだ。土産品には当然日本語の案内も出ていて、ここにくる日本人観光客も買って行くのだろう。自分の姉が伊豆で海水を煮立てて作る戸田塩を製造販売しているが、お土産に1袋買って行く。

台南には更に太平洋戦争時、海軍航空隊の飛行場があり、台南空と呼ばれていたが、神風特攻隊の創始者、大西瀧次郎中将もこの航空基地で指令官をしたこともあった。台南、ラバウル、フィリピン・クラークは海軍航空隊の主要な基地であり、ここからも多くの特攻機が飛び立って行った。

安平古鎮を見たあと、次にこの台南空へ行く予定でいたが、バス待ちに予想外の時間を取られ、又、帰りのバスも本数が少なく、駅に戻った時は午後も遅く既に夕方近くになっていて、今回訪問するのは諦めて、ホームに入って来た列車に飛び乗ったが、何と偶然にも、安平古鎮で別れた稲さんとその列車の中でばったり会うことになった。

彼は戦争物に詳しく、台南に来た理由も台南空を訪問するのが目的の一つだったのだが、どうも行き方が良く分からなく、結局行き着けなかったようだ。行き方としては、台南の一つ先の駅、来るときに写真を撮ったスレート屋根の駅舎、保安駅から歩いて行けば便利のようだった。

飛び乗った列車は急行で、途中の小さな駅は飛ばしていき、その保安駅もあっという間に過ぎ去って行ったが、来るときと違って今度はボックス席で、窓の外の景色を存分に眺めれた。見ていると、建物の屋上に水タンクを備えた住宅が多い。水道の普及している日本では余り見られない光景だが、台湾のこの地方では、断水とか、水質に問題でもあるのだろうか・・。近くに山も迫っていて、日本と同じ山紫水明の国に見えたが、色々外からでは分らない内情を抱えているのかも知れない。

30分程で高尾駅に到着し、朝と同じように地下鉄に乗って、「美麗島」(Formosa Buelevard)駅で乗り換え、ホテルのある「文化中心駅」で下車、ホテル近くの食堂で夕食を取り、今日1日のExcurtionを終了した。



反対ホームには、日本製のような感じの電車が止まっていた。
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台南ー高雄間のキップと急行料金。約50キロ位の距離だが68元、200円、急行料金は僅かに14元、50円もしない。当方は急行料金無賃乗車だったが、これは稲さんが車内販売で買ったもの。
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朝方の新左營駅を通り過ぎ、漸く高雄駅に近づいてきた。
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高雄駅裏側に何か飲み屋街みたいなところもあったが、寄らずにそのまま地下鉄でホテルに戻る。
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ホテルの近くの食堂で、夕食。中々美味しかった。
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もう殆ど最後の客で、慌ただしく食事を終える。
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