ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(40)文化中心2階テラスからの高雄の眺望。

文化中心2階は半分がオープンスペースのテラスになっていて、半分がホール等の施設になっている。
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ここは「至善廰」。ホールだ。
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図書館もあるが、時間的にまだ開いていない。
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テラスから眺める周辺の情景。
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高層ビルもあり、大都市の景観だ。
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日本でも夏休みの朝のラヂオ体操などもあるが、普段の日の毎朝、近所の人が誘い合って近くの広場で体操をするとか、趣味の運動をするなどは全国どこにもそんな町村はないだろう。それに比べると中国人種は台湾人も大陸人も朝の健康法には熱心だ。10年前の台北圓山公園で早朝大勢の人が集まって、気功やら太極拳、カラオケ等のレジャーをしているのを見て、「集団性」、「グループ化」は日本人よりもむしろ中国人に言えるのではないかと思ったが、それ以前の旅行で、中国がまだ自転車時代の頃、先日軍事パレードが行われた長安街などは自転車の洪水だったが、そのすぐ目の前に天安門紫禁城)があり、その丁度真裏に紫禁城が丸見えに見える小高い丘の景山公園がある。

当方朝早くその丘に登るべくホテルからは歩いて出掛けたが、大勢の人がその公園に向かっている。自転車の数よりも公園に急ぐ人の数の方が多い位だった。人々はそこで入園料を払って(当時中国では少額だが公園入園料を取っていた)、公園内の広場に集まり、朝の体操が始まるを待っている。実際、日本でいう体操なのか、気功なのか太極拳なのか分からないが、謂わば、朝の霊気を取り入れ、身体を柔軟にし、1日を気持ち良く過ごそう、との民族の長い伝統があるのかも知れない。

当方部外漢で、そうした集団に入り込むこともできず、又、毎朝行われる体操なのか儀式なのか、その意味も理解できず、集団を横目に見て丘の上に登り、真下に、直線状に並んでいる紫禁城を眺め、そのビッグパノラマにに感動したのだが、凡そ30分程、丘から下り降りて来た時も、人々は広場に集まって、個々の運動をしていた。数千人も集まっている広場で繰り広げられている健康体操。北朝鮮マスゲームを思わせる大人数だが、これでは日中戦争の日本軍も、朝鮮戦争の米軍も、人海戦術に長けた中国中共軍には敵わなかったろう、と思いつつ下山した。

そうした朝の健康法がこの文化中心のテラスで行われているが、ここだけに限らず、高雄市内のあらゆる小公園、広場などで、人々は三々五々集まっては、何等かのエクササイズをしているに違いない。それにしてもこの町の空中景観は中々悪くはない。台湾第2の大都市とは言え、人口は200万も行っていないだろう。日本の100万人都市、札幌、仙台、広島、福岡辺りと比べても遜色はない。近代都市であり、先進国の景観だ。さて、目の前に師範大学が見える。時間も限られている。そろそろ向かおう。



台湾も既に先進国。日本の地方の大都市と変わらない。
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ああ、目の前に師範大学が見える。
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国立高雄師範大学。嘗ての東京教育大学同様、台湾有数の大学だ。
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師範大学へ行く途中に変な石造が立っている。
ああ、この像はどこかで見た覚えのある、首の無い石像だ・・
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ああ、そうか、首の無いプラトン像だ・・。理性、知性の像。プラトン人智を越え、永遠なのだ・・。
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