ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記(9)騙しのテクニックー良いカモ!

デリー市内にあるコンノート・プレイスは近代的な街区になっている。
イメージ 1



市内の移動はオート三輪を改造したタクシー、「オートリキシャ」だ。Yellow Cabになっている。
イメージ 2



補助的手段で近場を回る三輪自転車、「サイクルリキシャ」がある。「リキシャ」は日本語の「人力車」から来ている。
イメージ 3



道路は確かに人で溢れ返っているが、リキシャが通れないことはない。
イメージ 4




ニューデリー駅頭の雑踏の中で大きなスーツケースを引っ張って歩いている所を見れば、直ぐにもそれは右も左も分からないインド初心者と見えるに違いない。近づいてきた恰幅の良い一見紳士そうな男が、親切心から話しかけて来たのか、最初からカモにするつもりで近づいたのか、今となっては分からない。

インドのツクツク、ここでは「オートリキシャ」と呼ばれている三輪タクシーだが、その一見紳士風の男は運転手にAgodaのホテル予約表を手渡し、何か運転手に指示している。自分としては、このPaperに書かれているホテルへ行く様に指示していると信じ、漸くほっとした。運転手は広い通りを通り、とある一角のオフィスへ案内した。ホテルじゃないじゃないか、と抗議すると、スーツケースを持ってそのオフィスに入り、そこのマネージャーと何か話している。と、そのマネージャーが当方に向かって言うのには、「今日は市内で大きな祭りがあって、旧市街には入れない。このホテルにはチェックインできないので、別のホテルを予約しなければならない。」とのご託宣。

「そんなバカな! そんな話しってあるのか!」と憤慨しても、デリーの実情が分からず、このマネージャーに抗議しても始まらない。後で分かったことだが、ここはデリー駅からほど近い場所にある「コンノート・プレイス(Connaught Place」というインドレベルで言うところの高級ショップやオフィスが集まっている地区で、そのオフィスは旅行エージェントの事務所だったのだ。結局、マネージャーの説明に従い、どこか近くの安いホテルを予約し、チェックインすることにした。

今度はオートリキシャではなく、三輪自転車、ここでは「サイクルリキシャ」と呼ばれているが、それに乗って旅行代理店が予約してくれたホテルにチェックインした。そこは全く酷く、泊まれるような場所ではなく、スーツケースを置いて、近くに同じようなホテルが何軒かあったので、自分で別のホテルを探すことにした。どこも空き室はあるのだが、足元を見てか、皆4-5000円の料金を言う。Agodaで予約したのは2500円程だから、その倍の料金だ。旅行代理店に支払ったホテル代は1200円程だから、その5倍近い。

・・しかし、それにしてもおかしい?? 祭りで街は人で溢れ、車も通行止めになっている、と言っていたが、そんなことはない。車も走っているではないか! もう一度ホテルに戻り、Agoda予約表を取り出し、今度は自分でタクシーを捕まえ、ドライバーに予約表を提示し、ホテルへ行ってもらったら、ちゃんとその場所にあるではないか! 騙された! チクショウ!
再度その安ホテルに戻り、スーツケースをピックアップしてAgodaのホテルにチェンジした。 

・・やられたか! 大祭で街へは入れない、と言っていたのはウソだったのだ。 あの駅前の紳士も、オートリキシャのドライバーも、旅行代理店も、皆グルだったのだ! 最初の洗礼、良いカモにされた! 安ホテルのフロントマンに泊まらないから返金してくれ、と要求したが、支払いを旅行代理店の事務所でしているので、無理だった。・・まあ、1200円のホテル代と何回かのタクシー代、合計しても2000円にもならないだろう。勉強代としておこう。



リキシャは、裏通りの人が通れる道があれば、小さな路地まで入って行く。
イメージ 5



旧市街はしかしまあ、雑多な街である。
イメージ 6



人と荷物、移動で溢れている。牛がいないのが幸いだ。ベナレスへ行くと大きな牛が路地を通行止めしている。
イメージ 7



デリーは全く元気な街だ。
イメージ 8