ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.28.(火・晴れ)身勝手な英国人。政治好きの政治記者。

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今頃になって、離脱派の急先鋒、前ロンドン市長ボリス・ジョンソンは、思いもよらぬ結果になって、自分自身驚き慌てているようだ。ボリスもキャメロンも同じ保守党内で、首相のキャメロンを追い落とし、自身がその座に座るために敢て離脱派の旗振りをしたが、実際に離脱派が多数を占めるとは予想もしていなかった。50%未満の高い比率で否決されることを想定し、その高批判票でキャメロンを追い詰める作戦だったが、将に、策士策に溺れた格好で、結果はオーバーシュートしてしまった。

一方のキャメロンも、自身の党内での基盤を更に強固にする為に、国民投票と言う、最後の切り札、伝家の宝刀を最初から抜いたのだが、これも又、投票に掛ければ、国民はよもや離脱を選ぶという選択をする筈はない、との絶対の自信をもって臨んだのだが、こちらも又、全く想像していないことが起きた。

英国をリードする二人の思惑が全く逆の結果になったのが、今回の国民投票だったのだが、二人ともイートン校卒業のオックスフォードのベリオールカレッジだ。最高学府である。イギリス人の中で一番学識の高い二人のリーダーがこんなでは、イギリス人に対し失笑どころか、世界経済を奈落の底に落とすかも知れない、大戦犯となるのだが、世界の彼等を見る目は嘗ての尊敬から冷笑に変わってくるだろう。
こうした不埒なリーダーの元での国家は衰退していくこと、間違いない。


今度の日曜日行われる鹿児島県知事選、民法の政治部記者、三反園氏が立っているが、川内反原発を掲げ、良い線を行っているようだ。時流に叶ったテーマだ。記者だけあって、機を見るに敏である。

政治部記者は当然ながら政治に興味と関心があり、身近で政治家の醜態を見てると、なら、自分が立って、ニュースを追うよりは、実際に自分が経営した方が良いだろう、と思うのかも知れない。今年の3月、松本市長選に、つい先日までテレビに顔を出していたNHKの我雲記者が立ち、残念ながら敗れてしまったが、こうした若い血が挑戦して行って、地盤、血番、看板の古い体質を打ち破って行くのは、これからの日本に必要だ。特に国会などは3世、4世議員が半分近くの占める現状は、憂いを超えている。日本が旧態依然の何もできない、沈滞国家に没落していく姿を見ているようだ。


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