ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(7)スターフェリー乗船。

九龍ハーバーの時計台の前にはフェリー乗り場がある。香港最初の観光として香港島に渡ってみよう。
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昔と同じようにフェリー料金が随分安いにに驚く。僅かにHK$6.5だ。
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フェリーも以前と比べて倍、3倍以上の大きさになっている。
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ああ、先刻埠頭に停泊していたクルーズ船だ。
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香港へは世界中から、観光クルーズ船がやって来る。
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昔はペニンシュラホテルの前にフェリー乗り場があって、半島と香港島の間を大小様々なフェリーが、それこそ水すましのように頻繁に行き来していたが、今はその場所は埋め立てられ、大きなドーム型のテーマ館が建っていて、現在のフェリー乗り場はそこから数百メートル離れた「時計台」の前の方に移っている。

あれから既に半世紀、この場所に移ってから何年経つのか知らないが、フェリー乗り場自体も既に使い古された感じで古色蒼然としている。先ずはこのフェリーに乗って香港島へ渡ってみよう。昔はそれこそ10円もしないような安い運賃で、このフェリーに乗って何回となく島と半島を往復したが、今でもフェリー代金は激安だ。6.5HK$.日本円にしたら100円程度。江戸川を渡る矢切の渡しが今幾らかは知らないが、多分そこよりも安いだろう。以前は「スターフェリー」と呼ばれていたが、今は何と呼ばれているのだろうか。

昔は島と直結するトンネルは無く、フェリーボートには車と人の混載で、それは活気があって賑やかなものだった。この海峡を往復すると実に香港の息吹が感じられた。香港島超高層ビル街と半島、九龍側の雑多な雰囲気。ユマテイ(油麻地)まで行けばそこは麻薬のはびこる悪事の巣窟だった。半島のシンボル「The Peninsula」は将にその名の通り「半島ホテル」で、九龍半島の表玄関としてフェリー、船着き場の正面にデンと構えていた。

今そのフェリーに乗って海峡を渡る。不思議な事に40年前、新婚ツアーでこのフェリーに乗ったのかどうだったか、明確に覚えていない。最初に来たのが50年前で、それから10年後の新婚旅行。この10年の間に既に海峡トンネルは開通していたのか? 今度帰国したら妻に確認してみなくては。

今はフェリーも2階建てになっている。それに気が付かず、行きは1階デッキに座ったが、帰りは2階席で帰って来よう、見晴らしや夜景も違って見えるだろう。いや今1階から眺めていても、香港海峡の景色は十分に堪能できる。それは何よりも資本の蓄積の象徴である超高層ビルが海岸線いっぱいまで押し迫っているからに他ならない。この景色を眺めていると不思議な事に何か自分もリッチな気分になって来るのだ。



海峡の中程だ。この先に明日行く予定のマカオがある。
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ああ、香港サイドから行き違いのフェリーが近づいてくる。お、2階建てになっている!
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香港中環に立つ最近できた超高層ビル
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中環、セントラル地区が迫ってくる。遠方の山はビクトリアピークだ。
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香港サイドのフェリー乗り場が近づいて来た。間も無く着岸だ。
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