ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(18)香港出入国。

チケットチェッカーを通り抜けると、目の前に香港通関があった。
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パスポートには出国印も押されず通関を出ると、フェリー乗り場までの間は免税店ショップになっている。
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免税ショップを過ぎると目の前にフェリー乗り場があった。
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ここはビルの3階にあり、目の前の海が360度見渡せた。
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左手は香港島だ。セントラル(中環)の高層ビルも見える。
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奇妙な事に香港出入国に際しては、パスポートにスタンプを押されない。昨日入国した際、空港税関では当方のパスポートをしげしげ眺めただけで、スタンプも押さず黙って返された。だからどこの頁にも香港入国の記録はない。これからフェリーターミナルで、マカオ行きの高速船に乗るのだが、その前に香港税関を通過しなければならない。当方、知らんぷりしてパスポートを差し出すが、入国同様、こちらの係官もパスポートをしげしげ眺め、スタンプも押さずに返される。いずれにしても何も支障なく香港を出国できたことには違いない。だから自分のパスポートには香港に来た記録はない。どうしてこうなるのかは不明だが、香港が中国に返還され、現在中国の一部との位置づけがこんな変な形の通関事務をさせているのかも知れない。

税関を過ぎると、そこはどこの空港にもあるような免税店ショップが並んでいる。しかし何か不思議だ。今はマカオも中国の一部。香港からマカオへは別の国に行くわけではないのに何か免税品のメリットでもあるのか?? 当方別に買うものもなく、横目に眺めて通り過ぎたが、どの商品も皆高そうだ。英国が香港を租借してから99年経った、今から約20数年程前、香港は中国に返還されたが、それからしばらく後にポルトガルマカオも中国に返還された。20数年前だったら、香港からマカオ、中国へ行くのは外国へ行くのと同じだから、こうした免税ショップがあるのは理解できるが、返還された後も20年以上に亘ってこうした免税店があるのは、中々理解できないが、何か裏のカラクリでもあるのかも知れない。

考えてみれば沖縄でも同じような状況があった。40数年前、沖縄は本土復帰したが、それ以前の沖縄は米国施政権下にあり、沖縄へ行くのはパスポート、ビザが必要であって、沖縄からの土産品は免税扱いであった。復帰に際し、それ等の免税処置が一気に無くなるというのは、沖縄県民にも観光にも打撃であり、5年間乃至10年間の時限立法で、関税の緩和処置が取られた。従って県民、旅行者は那覇空港に於いて、市価よりも税金が無い分だけ安く買えたのだが、この今の香港「国際」フェリーターミナルでも同じような処置が取られているのだろうか・・。

この免税ショップの先がフェリー乗り場になっていて、3階の見晴らしのよいガラス窓からは前面の海が広々と見渡せる。ここからはマカオ、珠海、その他の中国の都市にフェリーが出ているが、海を眺めるとそれ等の高速フェリー、デザインもスマートで、多分ターボエンジンなのだろう。音もなく水面を滑るように走っている。どこから来たのか、水中翼船のようなスマートな船がやって来て、みるみる大きくなる。どこからやって来たのだろう。マカオからであれば、このボートに乗ることになるのだが・・。



右手の方は油麻地(ユマテイ)の港の方角だ。
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直ぐ前は九龍、尖沙咀地区だ。
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ああ、フェリーがどこからかやって来た。
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直ぐ前の窓の下をものすごいエンジン音を立てて高速艇が走り出て行った。
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ああ、このボートがマカオへ行く高速艇だろうか・・
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