ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(31)マカオ博物館・1

マカオは今尚ポルトガル語公用語になっている。目立たたない所にポ語で「MUSEU DE MACAU」の表示があった。中国一辺倒ではなかったのだ。
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博物館の中は殆どが中国の文物で占められている。
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まあ、確かにマカオに根を下ろしたポ人が、中国の書画骨董にあこがれたのは理解できるが・・。
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三彩馬ではないが、立派な陶器だ。
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こんな絵皿の展示もあったが、これ等は輸出用か。
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刺繍なども輸出用だ。
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家庭の中の調度品。台所での容器類だ。
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マカオ博物館はモンテの砦(Mount Fortress)の斜面を利用した3階建て建物で、マカオが中国へ返還されたのを記念し、今から18年前に中国政府により建築されたものである。当方、間違って山の上の方から入ってきたが、本来の入り口は聖ポール大聖堂の横から入って、エレベーターで順繰りに上の階に上り、最後は砦を見ることになるのだが、自分は逆打ちをしてしまって、先に砦を見てしまった。

いずれにしても下の階まで下りて、館内に入り、順繰りに見ていくことにした。ここはマカオポルトガルに領有された約400年間の文物、書画骨董品などを収蔵しているのだが、中国と言う土地柄か、或いは中国政府の意向を反映しているのか、中国に係わる文物が多く展示され、ここが嘗て西洋の一国に支配されていたことを窺わせるものは、最小限に抑えているようだった。

マカオは今は中国主権の一特別行政区に過ぎないのだから、当然かも知れないが、館内の様子は、中国国内のどこにでもあるような博物館と似たもので、中国の長い伝統と文化の積み重ねに溢れていたが、取り敢えず入館した以上は全部を見てやろうと、足早に1階から始めて見て歩くことにした。それにしてもメセドや聖ポール大聖堂で見た人の波はどこへ消えてしまったかと思う程、殆ど人影のない森閑とした館内だった。



コインコレクション。
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これは又派手やかな屏風だ。
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17世紀当時の中国、日本、ルソン、ジャワ等の外洋図。
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立派な装飾を施された大砲だ。
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掛け軸などもある。ポ人が部屋に飾っていたのだろうか・・
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仏像のコレクションもあったのか・・
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ああ、矢張り元々は彼等はカトリック信者なのだ。
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