ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(14)バルセロナの地下鉄。

バルセロナ市内の地下鉄路線図。
バルセロナへ来て最初に乗ったのも地下鉄。昨日もカタルーニャ広場から地下鉄に乗ってホテルに戻り、今朝は未明から地下鉄に乗って空港へ行く。
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チケットは磁気カードで、日本と同じ。1回きりのカードと1日券がある。
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土曜日は24時間終夜営業しているが、早朝で、乗客は少ない。
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ドアの開閉もスムーズで、これはひょっとして日本製の車両か・・
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運転席がどうなっているか、先頭車両へ行って見る。
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半世紀ぶりにバルセロナにやってきて、空港インフォーメーションでホテルへの行き方を聞いたところ、直ぐにも地下鉄での案内をしてくれた。半世紀前には無かった地下鉄をバルセロナが何時から導入したのかは知らないが、もう既に人々にとっては、身近な足となっている。初めて乗った地下鉄は清潔で、機能的で、人間臭さを排除した中性的な、近未来的な機械文明の先端を行っているようにも思えた。東京の地下鉄では駅構内のマイク音、発車ベルの音、チャイム音やら、雑踏等々、賑やかなものだが、ここバルセロナでは、音の無い、無機質で動く機械のような感じのものだった。

カタルーニャからは地下鉄に乗ってホテルに戻る。現在この街では8路線の地下鉄が運行されていて、その8路線は、赤青黄色等で色分けされていて、電車も案内図も駅の方向矢印も、そのラインの色で統一されているから、知らない土地からやってきた人も、その色を覚えていれば、間違うこともない。日本でも地上を走る中央線とか湘南電車、山手線などは色分けされているが、地下鉄では、これ程明確な区分けはない。その点、バルセロナは徹底していて、誰か通行人に電車乗り場を聞くにしても「ライン3(L3)、グリーンライン」と言ったように教えてくれる。

ホテルのある駅「Parc Nou」へ行くにしても、市内の地下では幾つもの路線が交差していて、大回りして行こうと思えば、3つも4つも乗り換えて行くこともできるのだが、駅名を覚えても意味はないので、最短の一駅で空港線に乗り換えてホテルに戻った。明日が早いので、早目に戻り、早目に寝ておくに越したことはない。料金はどんなルートを通っても同一で、1回きりの料金と1日券がある。1回券は向かう駅の遠短によって異なるが、Zone1,市内であれば2ユーロ、1日券は6ユーロ。磁気カードになっていて、1回券は使い捨て、1日券は24時間何回でも使えるが、出改札の際に、機械からカードを抜き取るのを忘れてはならない。この磁気カードはトークンと違って、日本式であり、親密感を覚えた。

明日が早いので、ホテルのフロントにタクシーの予約をお願いしたら、今晩は土曜日だから地下鉄は24時間動いている、地下鉄で行った方が早い、と言われ、翌朝朝早く起きて、駅へ行くと、成程駅は開いていた。しかし駅にもホームにも時刻表がなく、又無人駅だから、次の電車が何時に来るのか、駅員に聞くこともできない。早朝だから運行本数は間遠に違いないが、それでも10分程待っていたら、次の空港行の電車がやってきた。

乗客も1車両に2-3人。丁度良い機会だから運転席がどうなっているのか、先頭車両へ行って見てみると、運転席は空っぽで、何もない。全くの自動運転だ。一般乗客が運転席まで自由に行かれるのにその無防備さに少し驚いたが、駅にもホームにも車両にも駅員は人一人おらず、もしも何か事故でもあった際は避難誘導等どうするのか、やや心配にはなったが、その辺がおおらかな国民性なのだろう。昨日今日、二日に渡って地下鉄に乗ったが、駅員、乗務員を極端に排除した無人化が進んでいる半面、防災面、人の温かさが無くなった、無機質な機械化の印象を強く受けたものだった。



ああ、運転席には誰もいない!自爆テロでもあったら、どうしよう・・
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空港へは10分もかからず到着した。
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ギリシャ行のカウンターにはすごい人の列が並んでいる。
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地下鉄案内は分かりやすい。この右下に駅がある。
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さて大分早くVueling航空出発カウンターに着いた。
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