ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(17)サンチャゴ到着。

Vueling機での約2時間の飛行で、サンチャゴ空港に到着した。
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ああ、サンチャゴの空港ビルだ。
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人口は10万にも満たない町と思うが、中々立派な空港だ。
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新しくできた近代的な空港ビルだ。
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ああ、沢山の乗客が搭乗待ちをしている。彼等も巡礼者なのか・・
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空港は高台の丘のような場所にあり、シャトルバスは坂を下るようにして、街に向かう。
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長閑な平和そうな田舎の情景だ。
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バルセロナからの約2時間の飛行で大西洋岸に面するサンチャゴに到着した。イベリア半島アメリカ合衆国に例えれば、バルセロナはNYの位置に当たり、ここサンチャゴは米国西海岸のSFに当たる。多分気候も風土も歴史も異なるに違いない。それ程大きな町ではないが、山を切り開いた丘の上にはガラス張りの見栄えの良い空港ビルが建っている。バブルがはじけてスペインが左前になる前に建てられた空港ビルなのか、各地でこうした贅沢をしていた結果、国が左前になったのかは分からないが、人口10万人に満たない町の空港にしては立派な造りだ。

空港ビル内も日本の地方都市のビルと比べても、閑散とはしていない。矢張り旅行者が多いのだ。この町は、スペイン巡礼の道の終着地になっていて、多くの巡礼者がこの町を目指してやってくる。今、この空港で出発を待つ人々は、その巡礼の満願がかなって、帰国の便を待っているのかも知れない。キリスト教の聖地、矢張りここにはアジア系の顔つきの人は殆ど見当たらず、白人種のクリスチャン、カトリックの信者が大半なのだろう。

空港からのシャトルバスは待つ程もなくやってきて、満員の乗客を乗せて、高台にある空港から坂を下り降りるようにして市の中心に向かって進んでいく。道路両側の風景も南欧的な穏やかな景色で、道路に面して時々民家や集合住宅なども見えるが、貧しさは感じられない。落ち着いた、安定した長閑な光景だ。

そうした道路沿いを大きなリュックを背負った人々が歩いている。坂を下って街の中心に向かって歩いている。疲れたようにも見えるが、しっかりした足取りの人もいる。数人グループのようにも見えるが、偶々信号とか交差点で重なり合って、数珠つなぎになっているのかも知れない。或いは同じ方向で、お互い励ましあって歩いているのかも知れない。この巡礼者達、今日はどこからやってきて、どこまで歩いて行くのだろう。

空港から約20分で街の中心に入る。公園風の大きなサークルを回るとそこから先は旧市街地だ。欧州はどこの街もこうした綺麗な公園やサークル状の道路になっていて、街は綺麗に整備されている。ここサンチャゴは人口の小さな町の筈だが、欧州人の常として住環境、公共の施設には十分な予算を使っていて、人々の生活、市民の福祉を優先して考える、人々にやさしい政策だ。

その旧市街を走って数分、バスは大きな屋根付きの駐車場に到着する。そこには他のバスも数台駐車しているが、乗客の約半分程は下車しないで、座ったままである。ここがサンチャゴなのか、まだ途中のバスターミナルなのか自分には判断できず、運転手にホテル名を告げ、予約票を見せると、運転手は「ここだ、ここだ」と言って下車の仕草をする。更に、バスの後ろの方向を指さして、ホテルの方向を示す。行き過ぎなくて良かった。バスはまだこの先のどこかの町まで走っていくのだろう。バスを下車し、石畳の旧市街を歩き、ホテルに向かった。



シャトルバスは満員で、立っている人も多い。
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空港からサンチャゴ市内への田舎道。牧歌的な光景が続く。
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南欧の長閑な田園風景。
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ああ、巡礼者が歩いている。
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今朝の彼等はどこの町を出発し、どこまで歩いていく積もりだろう。
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旧市街地の入り口は、綺麗な公園風に整備されている。
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このサークルを回れば、旧市街だ。
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