ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(50)ポルトのゴメス広場周辺で。

ゴメス広場の中央にある噴水塔。朝の今の時間は噴水は止められている。
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時計塔近くの高級そうな通り。朝の今の時間はみなシャッターが下りている。
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広場周辺には食堂などは無さそうだ。
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歴史のある街で、重厚な建物が多い。
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古い教会なども目に着く。
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凝った造の建物だ。
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ポルトの旧市街中心部、そこにサッカー場程の大きさのゴメス広場があり、周辺にはクレリゴス教会の時計塔、サント・イルデフォンソ教会のアズレージョ、それに以前の中央駅サン・ベント駅にも近く、嘗ての中央官庁を思わせる重厚で華麗な建物も広場を取り囲んでいる。大樹の茂る公園の傍らには裁判所を思わせるDOMUS IUSTITIAE、それは法務局か何かの研究所かも知れないが、建物の崖下にはドウロ川が流れていて、このゴメス広場のある土地が、この旧市街地では最も高い場所にあることが想像できた。

どこか朝食でも、と思って、広場の周辺を歩いたのだが、パン屋の店は開いてはいるものの、そこで何かを食べるられるような立ち食いキオスク、軽食堂などは見当たらない。東京の街では至る所にコンビニがあり、今ではイートインのように店内で簡単な食事も摂れる店も増えてきているが、バルセロナでもサンチャゴでもこの町でも、コンビニの看板は全く見当たらない。行政の規制で、市民の利便さ、コンビーニエンスよりは、パン屋なり雑貨店の既得権益を守っているのだろう。岩盤を打破できない欧州の旧進性がこんな所にも表れているが、かといって、昨日乗ったスペインの国鉄Renfeは斬新だ。

ゴメスなど誰でも良い、海賊の親分でも著名な思想家でも誰でも構わない、今の自分には食堂、食堂・・、そんな風に思いながら広場周辺を歩くが、見えるのはレストランの代わりに古風な建物だけだ。ポルトガルの最初の首都。フランスから貴族がやって来て、イスラムを追い払い、この地に首都を定め、その後首都はコインブラに移り、更にはリスボンに移るまでの約100年、この町は国の中心であった。歴史を知らない自分には建物の名前を見てもすぐには分からないが、重厚で芸術的な建物は広場の周辺に立ち並ぶ。

漸く1軒見つけたレストランは広い歩道に椅子とテーブルを並べている最中で、営業はこれからだ。中を見ると厨房ではまだ火も点けられていない。ゴメス広場で店を見つけるのは諦めよう。コメダではなくゴメスだ。もっと住宅地の中に入って行けば、案外下町の食堂でもあるかも知れない。東京のようにコンビニが無いのだから、独身者用にそうしたファーストフードの店もあって良い筈だ。歩行者も増えてきて、歩道を歩く人影も多くなった。これからこの町の今日1日が始まるのだ。



これは普通のアパートだが、何とカラフルな!
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大きな公共の建物のようだ。屋上の飾りが良い。
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その表庭には男女の愛し合う像が・・。いや、親子かな・・
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ああ、これは昔の古い病院だ。建物の上にマリア像が立っている。フランス革命アンヴァリッドの影響を受けているのか・・。
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病院の前ではマガモが歩いている。
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この町では鴨を取ったり、食べて食う人はいないのだ。
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