ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(51)住宅地を歩いて軽食堂へ。

ポルト中心部の廃兵院のような古めかしい病院の反対側に回ると、近代的な総合病院の正面になっていた。
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これなら安心して先端医療を受けられそうだ。
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病院の横の小公園には立派な身なりの銅像が建っている。この病院の創始者か・・
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ああ、こんな所にも鴨が遊んでいる。
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病院から奥は住宅地に繋がる道路になっている。歩道までタイルが敷き詰められている。
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歩道上のタイルもそうだが、エキゾチックなイスラム風を思わせるタイルの外壁だ。
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この古めかしい病院は、ゴメス広場に面する面は確かに古風蒼然としていて、パリの廃兵病院を思わせる面もあったが、裏側に回ると(実際はこちら側が現在の正面玄関かも知れないが)近代的なコンクリ造りの大病院で、これなら救急車で運ばれた重症患者も安心して命を託せそうだ。その建物の横の小公園には立派な顔立ちの銅像が建っているが、この病院の創立者、或いは医学に貢献したこの町の偉人かも知れない。見るからに軍人とは異なった理知的な顔立ちだ。

その小公園には相変わらずマガモが遊んでいて、この町の人々の優しが感じられたが、この病院から先、奥まった方向に住宅地が広がっていて、エキゾチックな道路に繋がっている。この地区はモスレムの人々の住宅街なのか、それとも、昔からの風土、伝統してそうなのかは分からないが、2階建て建物多くの外壁がイスラム風の幾何学的モザイク模様のタイルで装飾されている。レコンキスタでこの町、半島からイスラム勢力が追放されたが、地元に根付いた召集のモスレムはこの町に住み続けたのかも知れない。

ゴミ集配の大きなガーベージタンクはカラフルな色合いや大きさなど、一昨日バルセロナで見たのと同様で、国は違っても共通の認識、考えがあるようだ。こんな所を見ているとスペインーポルトガルの連合体、共通文化を感じさせられるものもあった。それから又、住宅地の中の自動ランドリー。日本のよりは規模も大きく清潔的な感じだ。大型洗濯機が何台も置かれているが、人の気配はない。自宅から汚れ物をここまで持ってくる必要があるので、何から何まで遠隔操作の全自動という事は無い筈だが、それにしても無人の無菌のランドリーに思えた。

住宅地中に1か所ちょこんと小さなスタンド式のネオンサインボードが道路に置かれ、電飾が点灯しているが、中を覗くとバールのようだ。中に何人か客がカウンターに座っている。ああ、カフェだ、ここなら朝食が食べられる。早速中に入り、正面のメニュー看板やら隣の人の食べている様子を見ながら、ショーケースの中にあるクロワッサンとサンドイッチをお願いした。マスターが一人で手際よくサンドを焼いたり、コーヒーを入れたりしているが、果たして彼の眼には、自分が中国人と映ったか、それ以外の人種と見えたかは、確認する手段もなかった。もう一泊この町で泊まれるなら、夜はこんな店に来て、ワインなり、ちょっと強いお酒を飲みたいと思った。



ああ、ガーベージタンク。この町のも随分と大きい。バルセロナのと変わらない大きさ。
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ああ、電化後進国と思っていたポルトガルにもセルフランドリーがある。
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人の気配は無いが、随分機能的で衛生的な全自動洗濯機が置いてある。
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ああ、漸く1軒バールにありついた。
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看板のメニューを見ても、何を頼んでよいのか分からない・・。
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良くは分からない。隣の人のと同じのを頼もう。
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クロワッサン。日本のと変わらない作り、食感だ。
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圧縮サンド。これは日本では余り見られない.
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