ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(66)向かいの中華レストランにて食事後ペンションに帰館。

カフェーVIOLETAの前の中華レストラン屋上テラスから眼下の広場の様子を眺める。
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広場にはいろいろな店が出ていて、フードコートのようになっている。
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その谷底の対面の丘の上には、城塞がある。サン・ジョルジェ城だ。
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リスボンは7つの丘からなると言われているが、成程、丘陵地の斜面が広がっている。
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これから夕食を摂る積もりで、モラエスの生家から先刻のカフェーに戻って来たのだが、ビールを飲み終え、さてこれから夕食を、とお願いした処、ここではナタとかケーキ、サンドイッチ程度の軽食しか出していない、食事をするなら向かいに中華レストランがあるとのこと。そうか、じゃ、食事を終えたらワインを飲みにもう一度来るよ、と言って、道路の反対側にある中華レストランに行った。

そこは殆ど垂直に近い崖の上に建っているようなビルで、1-2階が50-60人程も入れる大きなレストランで、屋上がルーフのレストランになっている。見晴らしの良い屋上に行くと、すぐ下が谷底の平地になっていて、広い駐車場か広場のような所に幾つものテントや屋台が出ていて、フードコートのようになっている。この時間、かなりの人がそぞろ歩いている。その谷底を隔てて、向かいの丘が聳え立っていて、その山頂は先ほど来目にしている要塞だ。これはサン・ジョルジェ城という城塞で、リスボン全域に睨みを利かせているようだ。明日は、先ずは最初にこの城塞に登ってみよう。

リスボンは実に7つの丘からなっていると言われている。赤茶けた家並がその7つの丘の起伏に沿って波を打っているように見える。実にパノラマテイックな景観だ。谷底のフードコートを見たり、対岸の丘を眺めたりしている内に中華のチャンプル、チャンポンが運ばれてきた。階下の室内レストランからは中国人の子供達の騒がしい声が聞こえてくる。大家族の家族連れで来ているようだ。マカオ系の中国人なのか、メインランドから移住してきた華僑の一団なのか・・、その内この国も中国の巨大な資本と人的資源に飲み込まれなければ良いが・・。

チャンプルのようなチャンポンのような中華を美味しく頂き、先のカフェーに戻った処、店は既に閉まっていた。閉店時間になり、店を閉めて帰ってしまったのだ。ワイン1杯の為に、一人の日本人が戻って来るのを待っているような悠長な考えは、この国の人にはないのだろう。ぶらぶら下り坂を下り、そのフードコートに向かう急な階段を降り、その場所へ行って見たが、残念、もうお腹が一杯で、更に何かを詰め込む余裕はない。明日もある。明日の晩は早目にもう一度丘の上のカフェーに行ってワインをもらい、ここへ降りてきて、何かのポルトガル料理を食べることにしよう。

フードコートから独立オベリスクの広場へ回り、港に通じる大通りをぶらぶら歩いてペンションに戻るが、どこのレストランも沢山の観光客で溢れている。丁度昨日のポルトの河岸のレストランの賑わいのようだ。大半が欧米各国からやってきた観光客だろう。こういう賑わいの中にいると独り身の旅行者は侘しくなってくる。



昔は森林であったであろうこの丘も、綺麗に整地されて住宅が立ち並ぶ。
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これがリスボンの夕方の情景だ。
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テラスから外の景色を眺めていたら、中華の料理が運ばれてきた。
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ポルトガルで食べる中華の料理、悪くは無かった。まずくは無かった。
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