座間事件の白石被告が起訴される。自己の欲望を満たす為、自殺願望者をサイト上で見つけ、言葉巧みに誘っては自室に誘い込み、欲望を満たした上で殺害した。男女9人を殺したのだから、将に闇の死者。人間とは言えない非人間だ。どういう家庭環境に育ったかは知らないが、一人殺せば、二人三人とバリアが外れ、際限がない。この間家族からの捜索願いが地元署に数多く出されていたが、事件の把握は出来なかった。最後の被害者、八王子の女性の兄の執念の追跡により、事件は漸く明るみに出た。もしもこのことがなく、いたずらに警察に頼っていたら、被害者はこの倍以上に膨らんでいたかも知れない。個人情報保護とか、民事不介入とか、捜査を妨げる法律が様々あり、事件解決を難しくしているが、公権力をもっと強めるべきだ。そうしないと、こうした隠れ蓑に隠れて悪さする人間が後を絶たなくなる。
今回事件で、唯一の救いは、彼が精神異常で不起訴にならなかったことだ。重大犯罪を犯しても、この精神障害に逃げ込めば、ぬくぬくとした生をまっとうできる。津久井やまゆり学園の犯人、植松がそれであり、今は精神障碍者として、彼の人権は大事に守られている。おかしな話だ。20年前、神戸の小学校前で殺害された土師君、その犯人の少年Aは今は成人となって、英雄気取りだ。おかしな世の中だ。
植松の親は学校の先生と報道されている。白石の家庭環境もどんなだったか、マスコミは公開すべきである。
千葉の県道で、信号待ちしていた軽の上に、対抗車線から右折してきた大型トラックがカーブを曲がり切れずに軽の上に横転、中の家族3人が即死した。8トンも過剰に積載していたとのこと。40代の夫婦とその親の3人。この夫婦に残された子供がいるかどうかは分からない。全く不運な事故だった。