ちゃおチャオブログ

日々の連続

The Third Eye カトマンズへの道(35)カトマンズ・トリブヴァン国際空港。

トリブヴァン国際空港。いよいよネパールを最後にする。
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空港ビルからはバスで飛行機まで向かう。
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ローカルの空港だが、バンコクシンガポール、マレーシア、香港、広州等とも乗り入れしている。
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3日間のカトマンズ。来れて良かった。
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今日はいよいよネパールを離れる日になった。3日前の夕刻、この国、カトマンズにやってきたが、何か、何もしない内にあっという間に3日間が過ぎてしまったような感覚だ。その最大の理由は、今回旅行の目的としていたエベレストを間近で仰ぎ見ることが出来なかった、という点にあるだろう。エベレストが見れなかったことにより、今回旅行の意味、価値は半減した。4-5年前までは100名山を登っていた脚力も今は極端に衰え、山には登れない代わりに、世界で一番高い山の頂、その尖って雪を抱いた秀峰を写真やテレビの映像などではなく、直に仰ぎ見る、という希望は儚い夢に終わってしまったのだ。山は天候に差配される。運が無かったことと、諦めるしかない。

今朝のジェット・エアーウエイズカトマンズ発デリー行きは10時10分。少し早めに起きて、ホテルのパテオ風の中庭でいつもの朝食を食べ、7時半にホテルの前に待たせて置いたタクシーに乗って空港に向かう。良いホテルだった。3泊で11,000程だったから、1泊3300円程。Expediaのネットで予約したから、この内の何割かはExpediaに持って行かれるだろう。それでもホテルとしては利益は上がるのだ。本来は如何に物価の安い国か。数年前、渋谷円山町での東電OL殺人事件の被告ゴビンダは、DNA鑑定の結果、再審無罪になったが、その時に国から受領した補償額が約6800万円。これはこの国の平均所得の1000年分に当たるということだ。今はどんな生活をしているだろう。

タクシーに乗れば空港までは僅かに10分程。これから開発、発展する可能性を秘めた未整備の街並みを通り過ぎ、右手に旧パレスの大きな公園を見て、3日前には気が付かなかったが、この国にもゴルフ場があるのかと、空港直ぐ手前にあるゴルフ場の横を通り、トリブヴァン国際空港に着いた。外観は2階建てのまあまあ普通の地方空港の感じの建物だが、いずれどこかの国の援助で建てられたものだろう。通関前に余ったネパールルピーを使い切る。ネパールルピー等、この国でなければ使えない。空港内のショップで、市価の倍以上の割高の小物の土産を買う。

通関もスムーズで、暫く搭乗待ちをして、バスに乗せられ飛行機に乗る。来た時も還る時の一番後方の座席。全体が見渡せて良い。ほぼ満席だ。便数が少ないのか、効率が良い。窓から空港ビルが見える。来た時は既に夕刻で建物ははっきりとは見えなかったが、今はビル全体が見える。余り特徴のない建物。それよりか、飛行場内に10数機の軍用機が見える事。こんな弱小国、貧乏国でも軍隊を持っているのだ。どこに備えようとしているのか・・。軍人としての特権、名誉、利権として軍隊を持っているのか・・。見るからにオモチャの兵隊の戦闘機のようだった。



いよいよ離陸態勢に入った。
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遠くに空軍戦闘機なども駐機している。
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遠方にカトマンズ中心部が見える。さようなら。
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町はスモッグに覆われ、ぼんやりとしか見えない。
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