ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.16.(水・晴れ)稀勢の里引退、銀行手続き。野川。

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平成最後の初場所、稽古総見での元気よさとは大違いに稀勢の里、不甲斐ない取り口で昨日まで3連敗。前場所からの通算では9連敗で、明治以来の横綱連敗の新記録を作った。2年前に横綱になった時もなかなか期待通りになれずにフアンをはらはらさせたが、横綱を引退する時も、なかなか1勝が出来ず、いつかいつかとはらはらさせられつぱなしで土俵を去っていった。達磨の両目どころか、片目も開けられずに不名誉な記録を引きずっての引退だ。
これも生まれた星のなせるわざか。持って生まれた体力と腕力、早くから横綱を嘱望されていたが、蚤の心臓が災いしていたか、肝心の場面で負けてしまってなかなか綱が取れずに、大関在位も長かった。しかし幸運にも大関の最終場面で、初優勝し、その勢いで、日本人力士としては若乃花以来19年ぶりの横綱になることができた。これが彼にとっての最終目標で、この時が精一杯だったか・・。
横綱在位2年と言っても、満足に15日間土俵に上がったのは僅かに2場所で、他は8場所連続の休場と途中休場に終わってしまった。横綱になることはなったが、達磨の目が明かなかったように、とうとう最後の花を咲かせることも無く、土俵を降りた。
日本人の判官贔屓、敗者に心を寄せる思い。負けが込めば込むほど、フアンの熱は帯び、場内に歓声ともため息とも思えるどよめきが沸き上がった。日本人の原型のような彼の姿をもう土曜上で見れなくなると思うと、相撲も寂しくなる。

郵貯でも銀行でも、50万円以上の一定の額を下す際には、印鑑と通帳を持っていても、本人以外であれば、委任状を持参する必要があるとは、先日知ったばかりだが、その委任状、すべて委任者の自筆で書かなければならないとのこと。全く面倒くさい世の中になったものだ。その委任状、日付欄が空欄になっていて、自分でその場で日付を書き入れたら、自筆となっているのに、本人以外の人間が書き加えたら無効だ、もう一度改めて委任状を取得するようにと、窓口で言われ、当方も堪忍袋の緒が切れた。ふざけるな! こんなことで何回も取り直しやら、書類やらの作成を求めて、本来、印鑑と通帳があれば、いつでもどこでも下せるハズじゃないかと!
本人が委任しているからこそ、委任状以外にも免許証も預かって持ってきているではないか、局長を出せ!と大声で怒鳴りつけてやったら、奥から課長が出てきて、結局、委任者、息子に電話して、確認することで収集した。それにしてもこんな不便な時代遅れのやり方が、この日本で未だにまかり通っている。振り込め詐欺とか、いろいろな金融犯罪が多発しているからだろうが、こんなことをいつまでもしていたら、日本は世界の中流から送れる一方だ。
結果的に郵貯で現金を下ろすことができ、みずほへ持って行って、定期にしようとしたら、ここでも又定期口座を開設しないと定期にはできない、口座開設は本人でなければ手続きできない、と言われ、結局、取りあえずは普通預金に入れて置き、又後日、口座開設の手続きをしなければならない羽目になった。1000万にも満たない大した金額でもないのに、あれやこれやうるさい手続き。こんなことでは、日本の金融、銀行は衰退の一途をたどるだけだろう。

午後、気晴らしに野川の蝋梅を見に行く。もう満開になっていた。


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